アレルギー対策ハーブ

 

花粉症などアレルギー対策になるものを紹介していきます。

『花粉症とハーブについて』も参考にしてください)

 

アレルギー反応を抑制する(と言われている)もの、花粉症などの症状を緩和するものまた免疫力を高めて抵抗力をつけるものなどになります。

免疫力を高めるという面では、アダプトゲンハーブも参考にしてください。

『アダプトゲン・強壮系』『アダプトゲンハーブについて』

※特にステロイド剤を利用していた場合には、副腎機能を高めていく必要もあります。

 

季節性のアレルギーである花粉症であれば、花粉が飛び始める前から対策を始めなければいけませんが通年で過敏な反応がでないようにしていくことも必要です。

ですので、デトックスは必須です。また腸も元気にしていかないとですね。食事の面でもアレルゲンとなるもの以外でも遠ざけるべきものはいくつかあります。

 

ハーブ  ㉒ (ホワイトバーチ)

花粉症で少しふれたので、今回は白樺(シラカバ)です。シダレカンバとも言うそうですが、正式名称はシラカンバだそうです。

英名はWhite Birch(Silver Birch)  カバノキ科カバノキ属の落葉高木。
フィンランドでサウナの後に身体を叩くのが、このバーチの若枝だそうですね。
使用部位は樹皮、葉、枝。甘味料キシリトールやエイズ薬の原料にもなったり、シラカバに寄生するカバノアナタケ(きのこ)にもさまざまな効果があるといわれています。白樺の樹は地上部全て利用でき、様々な薬効を持つとことから「森の看護婦」と称されるとか。


浄血、利尿、殺菌、強壮、抗炎症作用があり、痛風、リウマチ、関節炎を始め泌尿器の感染症にもよく腎・膀胱炎や結石の予防にもよい。
外用では皮膚疾患や外傷治療にも用いる。

抗酸化や抗ヒスタミン効果もあるケルセチンも含みますので、アレルギー疾患にもおすすめです。ただし白樺は花粉症の原因物質にもなりますので、シラカバによるアレルギーがある方は避けてください。

さて風味の方は、爽やかな木質系でしょうか。味はあまりありませんが、ごく僅かに苦味でしょうか。ローストしてありますが、香ばしい感じはほとんどないですね。すっきりした後味もよく、飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ  ㉓ (ゴールデンロッド)

今回はセイタカアワダチソウです。別名セイタカアキノキリンソウ。英名はソリダゴ(Solidago)、ゴールデンロッド(Golden Rod)。キク科アキノキリンソウ属の多年草。使用部位は地上部(蕾、葉、茎)
ソリダゴには近縁種が多いそうで、自生するアワダチソウ(アキノキリンソウ)、ミヤマキリンソウをはじめ、オオアキノキリンソウ、オオアワダチソウ、など帰化したものも含めいくつかあるそうです。

ヨーロッパのソリダゴはヨウシュアキノキリンソウ、北米のものはカナディアンゴールデンロッドでこちらが帰化したセイタカアワダチソウ。
生薬名は一枝黄花(いっしこうか)。中国ではミヤマキリンソウで日本ではアキノキリンソウを用いる。

葉に炎症を緩和するフラボノイドが含まれており、ヨーロッパでは潰して虫刺されの治療や怪我の止血や洗浄液として用いられたとか。
また皮膚病やインフルエンザ、咳、腎臓結石の薬や泌尿器関係に対する抗炎症作用も認められいるそうです。
デトックス作用が強く、薬など化学物質の排出にもいいとか。デトックスでも腎臓のほうに働きかけるわけですね。


ブタクサに似ているので、花粉症の犯人と間違われたこともあるそうですがで誤解だそうです。

逆にアレルギー反応を抑制してくれるそうです。ただし、キク科ですのでブタクサにアレルギーがあれば控えてください。


蕾に含まれる酵素がよいそうで、開花直前のものがベストだそうです。
外用(入浴剤)でアトピーにもよいそうですが、パッチテストなどは必須ですね。

 

さて風味の方は、香りは草木系です。味はやや苦いですね、わずかに口に残るような感じでしょうか。ほどよく焙煎してあるものですので、飲みやすくなっていますね ★★★です。


ハーブ  ㉔ (ホーステール)

こちらがスギナ(杉菜)、ホーステール(Horsetail)です。生薬名は問荊(もんけい)。トクサ科トクサ属の多年草。使用部位は地上部(葉、茎)です。

春の山菜「つくし」もスギナの一部で、胞子茎だそうです。花粉ではなく胞子を飛ばすのですね。

 

ビタミンやミネラルが豊富で、カルシウムはほうれん草の155倍、リン・カリウムは5倍、マグネシウムは3倍だとか。ケイ素(シリカ)も含むので、アンチエイジングも期待できますね。

ですが、チアミン(ビタミンB1)を破壊するチアミナーゼや微量のニコチンも含みますので注意も必要です。

また心臓・腎臓疾患の方も控えましょう。

 

漢方薬、民間薬として利尿、解熱、せき止め、去痰、止血、手足の荒れ、皮膚炎に効果があるとされ、腎臓の強壮にも用いられます。西洋では古くから熱を下げたり、ガンを予防すると言われていたとか。

入浴剤として、ウルシかぶれやかゆみなどを和らげる効果も強く、アトピー性皮膚炎にも効果があるといわれています。

ただしアトピーに用いる場合、パッチテストは必須ですね。抗アレルギー作用もあるそうですが、花粉症には「つくし」のほうがおすすです。

 

さて風味の方は、くせがなくあっさり草木系でしょうか。焙煎してあるのを感じさせません。後味はごくわずかに青くささが残る気もしますが、気になるほどではありません。飲みやすさは★★★です。

 

 


ハーブ  ㉕ (パセリ)

和名はオランダゼリ(和蘭芹)。イタリアンパセリは別種。中国パセリ(コリアンダー)は別属。
セリ科オランダゼリ属 二年草。 使用部位は地上部(葉、茎)。古代ローマの時代から料理に使われてきたとか。


独特の香りの精油成分アピオール、ミリスチシンには鎮静作用もありますが、毒性もありパセリ油を直接摂るのは危険といわれています。
ですので種子をティーとするのも控えましょう。アピオール自体は月経不順の治療にも用いられてきたそうですが、妊婦さんがアピオオールを含むパセリやセロリを常識的な範囲の量摂ることは問題ないとされているようです。

フラボノイド系ポリフェノール類やβ-カロテンなどのカロテノイド類、ビタミンC、ビタミンEなど抗酸化作用を持つ成分が豊富です。活性酸素対策として期待できますね。
含まれるポリフェノールの一種ルテオリンには抗炎症、抗アレルギー作用もあり、アレルギーを抑制する働きがあると言われています。

また利尿作用が高く、泌尿器系や腎結石にも良い。肝臓の解毒も高めるのでデトックスにも期待できますね。

ただし腎臓疾患、妊娠中の方は控えてください。

風味の方ですが、香りは強くないのですが口に含むと青くさいようなフレッシュ感?がありますね。後味も残らずさっぱり系です。飲みやすさは
★★★ですね。


ハーブ  ㉖  (ペリラ)

ペリラ(Perilla)、シソですね。シソ科シソ属の一年草。
生薬では「蘇葉」ソヨウまたは「紫蘇葉」シソヨウ。感冒(かぜ)、咳嗽(せき)、 喘息、心身症・神経症の諸症状などに用いられます。
赤ジソ系と青ジソ系に分けられますが、赤ジソ系のほうが効果があると言われていますね。青ジソはご存知、大葉です。

ビタミン類やミネラル類を豊富に含んで栄養価の高い、特にβ-カロテンの含有量は野菜の中でトップクラス。

しそ独特の香り成分であるペリルアルデヒドには胃液の分泌を促し、食欲を増進させる他強い抗菌作用があり、食中毒の予防に効果があるといわれています。

シソの葉にはロズマリン酸、葉と実にはルテオリン(フラボノイド・酵素)という成分を含み、アレルギー疾患に有用。ロズマリン酸はローズマリーなどシソ科に含まれるポリフェノールですね。

しその種子にはα-リノレン酸も含まれており、シソ油もおすすめです。このシソ油、実はエゴマ油と同じといってもいいのです。
エゴマもシソ科の同種ですので、シソ油でもありますがエゴマからとれればエゴマ油と呼ばるれそうですね。

風味の方は、香りも爽やかで味もさっぱりとしています。シソ科のハーブはくせがなく安心ですね。後味もなく飲みやすいので ★★★です。


ハーブ  ㉗ (エルダー)

エルダー、別名パイプツリー 和名セイヨウニワトコ。こちらはエルダーでもベリーです、ハーブティーとしてはフラワーのほうが使われることが多いでしょうか。

 

レンプクソウ科(旧スイカズラ科)ニワトコ属の落葉高木 、使用部位は花、実。生や未熟な果実、種子、葉、樹皮には、人体に有害な成分サンブニグリンを含むそうですので一応注意も必要ですね。

日本では、ニワトコの木の枝や幹などを打撲や骨折、打ち身などの湿布薬として使用ていたため、「接骨木(せっこつぼく)」とも呼ばれているそうです。

 

「万能の薬箱」と呼ばれ、食用だけでなく民間薬として利用されてきたそうです。実には強い抗酸化作用を持つポリフェノール(イソケルセチンやルチン、アントシアニン)やビタミンA、ビタミンCを豊富に含んでいるため、老化や病気の予防、目の健康維持、美肌・美白また利尿・緩下剤として。アダプトゲン作用・抗ウィルス作用もあります。

 

熱々のフラワーティーは発汗・解熱にも。花粉症を起こすという意見もあるようですが、呼吸器系の粘膜を強化しアレルゲンへの抵抗を増すので花粉症やアレルギー性の鼻炎などにもいいですね。

 

さて風味の方は、少し酸味のあるような香りです。味は酸味はごくごくわずかでしょうか、後味ものこりません。飲みやすさは★★☆です。

 


ハーブ ㉘ (エキナセア)

エキナセア 別名パープルコーンフラワー、和名ムラサキバレンギク。

キク科ムラサキバレンギク属の多年草。使用部位 根・葉・花。

 

北米原産で、古くから先住民族に傷の洗浄、歯やのどの痛み、風邪や伝染病の治療に用いられていたことから「インディアンのハーブ」とも。


マクロファージT細胞の活動を促す。免疫力強化ハーブ、予防にもケアにも。抗ウィルス、抗菌、抗アレルギー、抗炎症作用も。

感染症を抑える働きの白血球の産生を促し、さらにエキナセア成分中の多糖が抗ウイルス活性を示すことが報告されているそうです。

 

免疫に関わるT細胞に作用することから、エキナセアは花粉症などのアレルギーの改善にも役立つ免疫力強化ハーブです。


よく知られているハーブだけに、研究も多く安全性の情報は多いですね。多量に飲むと吐き気、めまいを引き起こすことも。また過剰摂取は咽喉の炎症を起こすとも。

キク科の植物にアレルギーがある人は注意が必要です。

 

風味の方は香りはほのかにフローラル感。味はクセがなく後味も残らないあっさり系ですね。飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㉙ (ネトル)

ネトル スティンギング・ネトル 。西洋イラクサ (イラクサ:刺草・蕁麻) イラクサ科イラクサ属の多年草。 使用部位は葉です。


山菜のミヤマイラクサはムカゴイラクサ属、イラクサはイラクサ属。日本に自生しているのは別種ですね。


蕁麻疹(じんましん)の名の由来は、イラクサ(蕁麻:じんま)の葉に触れると痒みを伴う発疹が出現するためだそうです。イラクサのとげの基部にアセチルコリンとヒスタミンを含んだ液体が入った嚢があり、これが犯人です。

 

ネトルにはこの「ヒスタミン」がごく微量含まれているのですが、「ヒスタミンを抑える成分」ではないのです。

「ヒスタミン」はアレルギー反応や炎症の原因となる化合物ですから、これを摂取することで体が慣れてアレルギー反応を起こしにくくなるという訳です。

 

でも、アレルギー反応が始まったら更にヒスタミンが増えてまずいのでは… と思いませんか?体の中で分泌され、外からも摂ったらダブつきそうですよね。

ところがネトルには、ヒスタミン抑制に加えて抗炎症作用もあるフラボノイドの一種「ケルセチン」も含みますので、こちらの成分が抗アレルギーに働くのですね。またクロロフィルやシリカ(ケイ素)もふくみますので、浄血・抗酸化・デトックスなども期待できるので「アレルギー対策」といったらネトルティーなのですね。

さて風味のほうですが、見た目ほど強い青臭さはないですね。味もクセはなく後味も残らないのですが…飲みやすさは★★☆でしょうか

 


ハーブ ㉚ (カモミール)

カモミール カモマイル 和名カミツレ キク科カミツレ属。ジャーマン種は一年草、ローマン種は多年草。使用部位は花。

ギリシャ人が、カモミールを「カマイ・メロン」(地面のリンゴ)と呼んだことからカモミールの英語名、カモマイルになったそうですね。

心身をリラックスさせる効果があり、夜寝る前にカモミールティーを飲むと不眠症によい。この鎮静作用と抗抑うつ効果で伝統的にヒステリーと各種の神経症に用いられてきたように、ナーバイン系のハーブでもあります。

天然の抗ヒスタミン剤として花粉症や喘息、外用で湿疹にも良いといわれています。
α-ビサボロールという成分には、抗炎症作用と殺菌・抗菌作用、そして抗アレルギー作用に保湿効果も期待できますのでアトピーにもおすすめです。
またアズレンという成分にはきわめて優れた抗炎剤として知られていて、多くのスキンケアの薬剤と化粧品類に用いられています。

ですが、キク科の植物と交差アレルギー(交差反応)があるため、ヨモギやブタクサ、キクなどにアレルギーのある人はカモミールの使用を避けたほうがよいです。

アレルギー反応(接触性皮膚炎、重篤な過敏症、アナフィラキシーを含む)を起こすことがある。特に、眼に用いると刺激性がある。
傾眠作用や鎮静作用があるので、車や重機を運転する人は使用を避けたほうがよい。
ローマンカモミールは子宮を刺激する作用もあり妊娠中は使用しない。

など安全性の調査もたくさんされていますので、効果も高いのですが注意も必要ですね。

さて風味の方は、ほんのり花のかおり。ルート系と違って軽い味ですね。クセもなく後味も残りません。雑味がでると少し苦味がでますかね。飲みやすさは★★★です。