ハーブ 98 (アップルペクチン)

アップルペクチン(アップルファイバー) バラ科リンゴ属 落葉高木樹 使用部位 果実

※こちらは加工品で純粋なハーブではありませんが、自然療法ではとても有用なものです。
りんご由来の食物繊維、ペクチンがはたらきかけます。

現在栽培されているのは西洋りんごで19世紀ごろには国内で栽培された記録があるようです。
それ以前に渡来したものは和りんごとも呼ばれるようですよ。

りんごにはリンゴ酸やクエン酸などが豊富で疲労回復を促進します。

抗酸化作用や脂肪低減作用、老化防止効果の期待できるポリフェノールも含みます。


また豊富な水溶性食物繊維のペクチンには、整腸作用、コレステロールの吸収抑制効果が期待できます。

このりんごに含まれるペクチンは解毒作用が強く、重金属類を体外に排出してくれます。
また食物繊維ですので腸活にもおすすめです。

アップルペクチンが注目されたのは、原発事故がきっかけでもありますね。

取り込んでしまった放射性物質のセシウムなどを体外に排出してくれるとして医師もすすめたものです。

放射性物質や農薬は、体内に取り込まれると重金属類と同じように振る舞うといわれています。
そこで、これらの不要な化学物質類は今回のペクチンやコリアンダーでデトックスするのがおすすめです。


こちらは粉末状ですので、水と一緒にそのまま摂るかヨーグルトなどへトッピングするのもいいですね。

 

(ティーとしてはおすすめしませんので、感想はありません)

 


ハーブ 97 (くず)

クズ(葛) マメ科クズ属  つる性の多年草

 

こちらは葛粉です。

根を乾燥させたものが葛根で生薬になります。

※ 加工品ですが、葛100%ですのでハーブの仲間としてご紹介します。


古くから「葛粉」として利用され葛湯、葛切りや葛餅で身近ですね。
秋の七草としても知られています。

風邪のひきはじめに葛根湯といわれるように、漢方薬にも用いられます。
葛の根にはイソフラボン誘導体が微量含まれ、発汗・解熱・鎮痙作用などがある。


初期の風邪の寒気をやわらげ、熱を取り、喉の渇きを癒したり下痢などにも効果があるといわれ、民間療法として伝統的に用いられてきました。

また近年は更年期障害、骨粗鬆症、糖尿病、乳癌、子宮癌、および前立腺癌などにもよいといわれています。

エストロゲン様作用を示すイソフラボン類が含まれているため、乳幼児および若年者、妊娠中・授乳中の方は大量摂取を避ける。

風味ですが、葛湯と変わりませんので感想はありません。

独特のとろみが腸粘膜を保護し『腸活』の際にニレ茶の代用としておすすめです。


ハーブ 96 (カロンジ)

カロンジ    別名 ブラックシード、ブラッククミン、ローマンコリアンダー キンポウゲ科クロタネソウ(ニゲラ)属    一年草   使用部位 種子

効能のあまりの多さでMiracle Herb又は祝福の種(Seed of Blessing)とも呼ばれているそうです。「死以外なら何でも癒せる」とも。

紀元前から古代エジプトやペルシャで栽培されていたそうで、健康維持や病気の治療目的に使われました。

体内エネルギーを刺激し、肉体的及び精神的疲労や病からの回復を助けるとも。

消化促進作用、アレルギー症状の緩和、ピロリ菌を撃退、免疫力を高める。血糖値やコレステロール値の低下、肌をキレイにする、がんを予防。

ブラッククミン油には利尿、胆汁分泌促進、穏やかな下剤、免疫賦活作用も。(胸腺に作用し、刺激する)

近年の研究では、脂質・タンパク質・アルカロイドを含む40種類以上の有効成分が発見されています。抗菌性・抗鎮痛・抗炎症・抗ヒスタミン・抗腫瘍・解熱なども。


主な有効成分は、抗酸化剤(チモキノン)やβシトステロールです。

またミネラル特に鉄が豊富、オメガ3脂肪酸も豊富。


妊娠中のかたは控える。

 

風味ですが、少しまったりとした感じで苦味も渋みもありません。香りはわずかに爽やかな感じも…

後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。

(ティーよりもスパイスやトッピングなどにするのがおすすめです)


ハーブ 95 (ビワ)

ビワ 枇杷 バラ科ビワ属 常緑高木 使用部位 葉、種子

様々な薬効があることで知られており、古い仏教経典では「大薬王樹(だいやくおうじゅ)」という名で紹介されていたそうです。

葉は琵琶葉(びわよう)、種子は琵琶核(びわかく)とよばれる生薬。

葉には収斂(しゅうれん)作用があるタンニンのほか、鎮咳(ちんがい)作用があるアミグダリンなどを多く含む。

乾燥させてビワ茶とされる他、直接患部に貼るなど咳、胃炎、悪心、嘔吐のほか、下痢止めに効果。あせもや湿疹には、煎じ汁、入浴剤として。

種子は咳、吐血、鼻血に効果。果実もまた、葉と同様に咳を鎮める。

葉の上にお灸をのせるとアミグダリンの鎮痛作用により神経痛などに効。

ただし、アミグダリンは胃腸で分解されると猛毒である青酸を発生する。未熟な実や葉、種子には青酸配糖体のアミグダリンを含むことから、摂取による中毒症状をおこすおそれがあります。

糖分やビタミン・ミネラル類などの栄養成分だけでなく、皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素であるビタミンAに変換されるβ-カロテンや抗酸化性の期待できるポリフェノール類も多い。

風邪予防、血圧調整、整腸作用、痛み止め、殺菌作用、花粉症、アトピーをはじめとした様々なアレルギー疾患に加え、ガンにも効果があるとされています。

 

風味ですが、あっさりとして香りも味もクセはありません。ごくわずかに香木のような香りも…

後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ 94 (タイム)

タイム   和名 タチジャコウソウ シソ科イブキジャコウソウ属 多年草 使用部位 地上部(葉、茎、花)

香りが特徴的で、料理の素材の臭み消しや香り付けとしてヨーロッパでは欠かせないハーブ。

抗酸化、抗菌、鎮痙、去痰作用。喘息、カタル、咳、咽頭炎、気管支炎に。

殺菌力に優れ風邪やインフルエンザ、胃腸炎など感染症に。気管支を拡張し去痰作用も。


口腔内の消毒や細菌などによる皮膚の炎症抑制にも。


また消化不良や消化促進に食後のティーとして。
入浴剤や湿布として打撲、通風、リウマチ、皮膚感染などにも。


強い殺菌力と抗真菌作用は香りの成分チモールと精油成分オイゲノールによる。
胃の中のピロリ菌にも効果があるといわれています。


ロズマリン酸も含み強い抗酸化力、アレルギー抑制作用も期待できます。

 

風味ですが、さわやかな香りです。味はわずかに苦味というか渋みもありますがそれほどクセはありません。

後味としてさわやかさが残ります。飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ 93 (キャッツクロー)

キャッツクロー  アカネ科カギカズラ属 つる性植物 使用部位 樹皮、葉、根

 

近縁種は 生薬名 釣藤鈎(チョウトウコウ)

肝の高ぶりによる興奮を鎮め、ふるえを止める、痛みを止める作用などがあります。

 

蔓状に木々に巻きついて成長する双子葉植物で長さ30m以上、幹の直径は約10cmほどになるそうです。

 

葉の付け根に猫の爪のようなとげが生えていることから、「猫の爪」という意味の名がついています。


免疫系の刺激剤であるとともに長い間喘息、関節炎、リウマチやがんの治療に用いられてきた。
インターロイキンと呼ばれる、免疫系の働きを高めるアルカロイドを含みます。


これは免疫系の媒介物として働き、マクロファージで知られる白血球などの免疫細胞を増加させます。

 

また消炎作用もあり関節炎、リウマチ、胃腸炎などを抑制してくれます。

WHO(世界保健機関)も認める副作用の少ない抗炎症剤です。

 

免疫活性作用があるといわれていますので、免疫抑制剤などを服薬中の方は禁忌です。

妊娠中・授乳中の方も避ける。

 

風味ですが、あっさりとした木質系で味のほうもクセががなく、後味も残りません。飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ 92 (メドゥスィート)

メドゥスイート 和名セイヨウナツユキソウ バラ科シモツケソウ属 多年草 使用部位 葉、茎、花

Meadow=草原、Sweet=甘い香り ともmeadと呼ばれる蜂蜜酒の香り付けに用いられたことからという説があるそうです。
香料、染料、茶として使われてきた。抗酸化作用、抗炎症、消化不良にも。

花のつぼみにはサリチル酸が含まれ鎮痛、解熱剤のアスピリンの原料になった。
鎮痛作用が頭痛や神経痛に有用。弛緩作用ではけいれんを鎮め、眠りをもたらします。

すぐれた制酸作用で胃炎や胸焼け、消化性潰瘍にも。
穏やかな殺菌作用のある利尿剤として膀胱炎、尿道炎にも。

発汗を促して熱を抑える作用もありますので、風邪の初期にもおすすめ。

アスピリンやサリチル酸にアレルギーがある方は控える。

風味ですが、干し草系でしょうか。味はクセもなく後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ 91 (マリーゴールド)

マリーゴールド(カレンデュラ)和名 キンセンカ トウキンセンカ キク科キンセンカ属 一年草   使用部位は花。

古代エジプトでは若返りの薬。カレンデュラはカレンダーの語源だとか。花が一月ぐらい咲き続けることと女性のサイクルとの関連付けからその名がついたとも。

女性ホルモン様作用があり婦人科系疾患に。抗炎症、解毒、発熱や苦味消化薬として消化不良に。
抗真菌薬としてカンジダや水虫にも。

 

また天然色素のルティンも豊富で、白内障や加齢性横班変性症などの眼疾患によい。

内服で関節の炎症、皮膚トラブル、リンパ節の腫れ、筋肉の痛み・胃の粘膜の炎症など。

 

外用で膿瘍、水虫、おでき、打撲、乾燥肌、炎症などに。薬品・化粧品にも配合されている。

子宮収縮作用、殺精子、抗胚盤胞などがあり妊活中の方や妊娠中の方は避ける。
キク科アレルギーの方も避ける。

 

風味のほうは、見た目ほどフローラルな感じはありません。あっさりとしてクセもなく後味も残りませんので、飲みやすさは★★★です。


ハーブ 90 (ガーリック)

ガーリック 和名 にんにく ヒガンバナ科ネギ属 多年草 使用部位 球根の小鱗茎

生薬名は大蒜(たいさん)。強壮作用が煩悩(淫欲)を増長するとされて仏教の僧侶の間ではニラ、ネギ等と共に五辛の1つとして食が禁じられていたそうです。

民間伝承では体組織を若返らせ、新陳代謝を盛んにし、疲労回復に役立ち、強壮・強精作用を有するとされます。

免疫系を活性化し、腸内寄生虫を追い払う駆虫剤。血中コレステロール値を下げ、血圧を下げる効果に優れ、抗凝血作用もあり循環器系(心血管系)の疾患に。

 

硫黄分や揮発性オルを含み強力な抗菌作用の他、

抗酸化作用、胃液の分泌の促進効果もあります。

 

糖質の分解を促す(ビタミンB1の効果を高める)アリシンを含む。ビタミンB6の含有量も非常に多い。

 

匂いの元となる成分、このアリシンが疲労回復・滋養強壮、がんの予防に役立つといわれていますね。


弱った胃や敏感肌には刺激が強いことも。妊娠中、授乳中の方は控える。また抗凝血薬を服用中の方は控える。

ハーブティーとしてよりもスパイス・ハーブとして料理に用いるのがおすすめですので、風味の評価はありません。


ハーブ 89 (アルファルファ)

アルファルファ 和名 ムラサキウマゴヤシ マメ科ウマゴヤシ属 多年草 使用部位 葉、茎

アルファルファという名はペルシア語で「最良の草」の意味。
明治期に牧草用として導入されました。原産国の西南アジアでは葉を野菜として食べますが、日本では主にスプラウト(もやし)を食用に。

タンパク質やミネラル含量が高く、疲労回復や消化促進の他にもおだやかな利尿作用で、むくみの解消にも。

 

また緩下作用で腸内を掃除してくれます。コレステロール値を減らし、糖尿病改善効果も。

 

種子には抗炎症作用や排膿効果がありますが、毒性もあるカナバニンは過剰摂取への注意も必要です。特に、リウマチなどの自己免疫疾患の方は注意。

エストロゲン様作用もあり、妊娠中・授乳中は多量摂取は控える。

 

風味ですが、干し草系の香りですね。味はあっさりとしていて、ほとんど主張してきません。くせもなく、後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ 88 (ステビア)

ステビア  和名アマハステビア  キク科 ステビア属多年草 使用部位 葉、茎

スィートハーブとも呼ばれ、砂糖の代わりとして用いられます。
ノーカロリーで虫歯にもなりません。砂糖の200~300倍もの甘さがある。
日本では主にダイエット甘味料として知られていますね。

苦い薬を飲みやすくするための矯味剤として医薬品にも配合されたりもしています。

膵臓の不調、高血糖のケアに適し、糖尿病患者にも摂取可能。2型糖尿病の原因の一つである「インスリン抵抗性」を細胞レベルで改善する可能性があるとの研究報告も。

またC型肝炎ウイルスの抑制への有効性があるとされる他、免疫力向上・抗癌作用などを示唆する研究報告もあるそうです。

 

抗菌作用、抗酸化作用、ヒスタミンの解毒作用、健胃剤や精神疲労に対する強壮剤としても。

キク科アレルギーのある人は避ける。

 

風味ですが香りはあまりないですね、ごくわずかに草木系です。少量でも十分な甘味になりますので使用量は調整してください。


ハーブ 87 (ジンジャー)

ジンジャー  和名 ショウガ ショウガ科ショウガ属 多年草 使用部位 根茎

生薬では生のショウガを「生姜」、蒸して乾燥したものを「乾姜」また、そのまま乾燥したものは「乾生姜」

生のショウガ(生姜)は風寒の冷えを温め、衛気を強化、中焦を温める。また解熱・殺菌効果も。
生姜の皮には利尿作用も。


乾姜は強壮作用がより強く、陽を補充し脾臓や胃を温める。
冷え性など身体を芯から温めるのは、乾姜や乾生姜です。

生殖器系、呼吸器系、消化器系のためのハーブ。
男女とも生殖機能強壮の為の中心的ハーブです。

心血管系に作用し、手足の循環を向上。動脈内血栓の形成を抑える抗凝血作用もあります。


生のスライスは循環刺激作用、抗酸化作用があり
ジンゲロールなどの辛味成分は、唾液と胃液の分泌を促進し食欲と消化を促す。


また悪心、吐き気を鎮め、月経促進作用などもあります。

妊娠中は避ける。胆石の人も注意。

 

さて風味の方は、わずかに干し草系のような… 味にはクセはなく、わずかにスパイシーな感じがあります。

後味も残りませんので、飲みやすさは★★★です。


ハーブ 86 (カイエン)

カイエンペッパー   和名 トウガラシ ナス科トウガラシ属 多年草 使用部位 果実

生薬名を蕃椒(ばんしょう)といい健胃、発汗作用などがある。

赤く熟したトウガラシの実を乾燥させた香辛料。辛味成分カプサイシンは鎮痛薬で、片頭痛の症状を緩和する効果がある。

皮膚に塗布すると知覚麻痺を起こす、感覚ニューロン遮断薬として。

促進剤として機能し身体の自然な防御システムを刺激し強化する。

抗菌作用や温性の優れた血行促進作用もある。
優れた心臓機能促進剤、脈拍を増加させ心筋の調子を整える。
止血に働く天然の血液凝固剤。消化促進作用で食積(未消化のまま滞る)や便秘を改善。

抗癌性があり、特に肺がんや喫煙者のタバコに起因する腫瘍の発症を予防。
その他インフルエンザの症状、アレルギー、発赤、肥満、歯痛、関節炎の治療にも。

消化管から吸収され血中に入ると、感覚神経から中枢神経系を介して、副腎からのアドレナリン分泌を促進します。

このアドレナリンが、脂肪代謝などエネルギー代謝を促進したり、発汗を促したりします。

 

授乳中はさける。過剰摂取すると胃腸炎、肝毒性または腎毒性を招くおそれも。

 

ティーとして利用するなら、ごく少量をブレンドで。

スパイス・ハーブとしての利用が中心になりますので、飲みやすさの ★ はありません。


ハーブ 85 (グレープリーフ)

グレープリーフ 和名 葡萄(葉) ブドウ科 ブドウ属 つる性落葉低木 使用部位 葉

 

ホーソンは心臓の動脈への作用が主ですが、ブドウ葉は動脈と静脈を保護します。

 

OPCも含んでいるのでPMSや内膜症など婦人科疾患、浮腫にも良い。

( OPC :(オリゴメリック・プロアントシアニジン)

 

ポリフェノール類、タンニン、アントシアニン、クエン酸・リンゴ酸、ビタミン・ミネラル類などをバランス良く含んだ、アンチエイジングティーです。

 

また、食物繊維や葉酸も含まれています。

 

ポリフェノールの1種レスベラトロールは、細血管にまで作用する抗酸化物質です。

 

赤ワインがからだに良いといわれるのも、レスベラトロールやアントシアニンによるものといわれています。

 

さて風味ですが、香りもほとんどなくブドウ感はありません。

味はごくわずかに酸味と渋みがあるような… ですが後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ 84 (マルベリー)

マルベリー  和名 マグワ クワ科クワ属 使用部位 葉、小枝、根、果実

生薬では根皮を乾燥したものを桑白皮(そうはくひ)

 

止咳、利水、消腫、緩下の効能があり、炎症のある咳や痰、呼吸困難、むくみ、脚気、尿量減少などに。

 

葉は桑葉、小枝は桑枝、果実は桑椹。

桑葉には発熱を伴う風邪の治療薬。根皮(桑白皮)は熱や喘息の際に。


その作用の穏やかさから、子供や小児の感染症や季節的な悪寒に。


小枝(桑枝)はリウマチの痛みや関節の痛み、四肢のひきつり、浮腫などにに。

 

穂状果実(桑椹)は血液を滋養し貧血と戦うための陰の強壮薬。

桑椹(そうじん)にはポリフェノールやアントシアニン、ビタミン、ミネラルが多いほか、必須アミノ酸もバランスよく含まれており、補養薬や、補腎として老化防止に。

 

葉はフラボノイドの抗菌作用のほか、感冒などの発熱、頭痛、結膜炎、口渇、咳嗽も。

 

また糖分の吸収を抑え、食前に飲めばダイエットに。血糖値の上昇も防ぎ糖尿病の予防にも。腸内細菌の働きを高め、便秘も改善。

 

風味ですが、あっさりとしていてクセはまったくありません。

草木系の香りですが、青臭ささもありませんし後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ 83 (ローズマリー)

ローズマリー 和名 マンネンロウ シソ科マンネンロウ属 常緑性低木 使用部位 地上部(主に葉)

 

生薬名 迷迭香(メイテツコウ)全草にロズマリン酸などを含み、健胃・鎮痛・駆風作用があります。

 

ハーブとしては料理にも使われますね。

 

抗菌、抗真菌効果が高く殺菌作用のある精油分を含む。また消化作用にも優れる。
温める作用も強く一時的な疲労、過労にもよい。

神経強壮作用があり知的機能、記憶力を高める。心臓に働きかけ高血圧を下げるなど、循環系の慢性不全にも。

 

不安感や緊張をやわらげ、抑うつも改善してくれます。

 

また抗炎症作用、抗酸化作用や免疫力を強化する作用もあります。

 

希釈した精油を塗り込むと関節炎、頭痛、集中力アップに。

 

妊娠中は避ける。

 

風味ですが、爽やかな香りです。味はあっさりとしていてクセもありません。後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ 82 (コリアンダー)

コリアンダー 和名 コエンドロ 、カメムシソウ セリ科コエンドロ属  一年草 使用部位 果実、葉


香りがカメムシの臭いに似ていることからついた和名だそうですね。


中国ではシャンツァイ、タイではパクチーで知られるおなじみの香草。

消化を促し、駆風作用により腸内に溜まったガスの排出も促進。

抗菌作用で口臭、体臭予防にも。


おだやかな鎮静作用で偏頭痛を和らげる作用もあります。

体内に溜まった毒素や有害金属を体外へ排泄しますので、自然療法では重要なデトックスハーブですね。

ビタミンCやカルシウム、鉄などの栄養素を豊富で抗酸化作用も高い。

妊娠中・授乳中の人は避ける。

 

風味ですが、ドライですのであのパクチー感はそれほどでもありません。わずかな青臭さがあります、後味も少し残るような…

飲みやすさは★★☆でしょうか。


ハーブ 81 (サイリウム)

サイリウム  和名 オオバコ オオバコ科オオバコ属 一年草 使用部位 種子(外皮)

オオバコは世界に200種ほどあるといわれ、プランテーンもこのサイリウムも仲間ですね。

 

近縁種は生薬の車前草、車前子。共に去痰、鎮咳及び利尿薬また下痢止めなどとして用いられます。


水溶性と不溶性の食物繊維をバランスよく含み、腸内で水分を吸収し膨らむことで空腹感を減らすダイエットフードとしても知られていますね。

種子由来の食物繊維が吸収されずに消化器系を通過しますので、便秘、下痢、血圧、血糖、コレステロールの調節を助けます。

(必ず大量の水分と一緒に摂る)

膨張性緩下剤のほか過敏性大腸炎にも。
また腸内細菌の栄養源となるプレバイオティクス作用があります。

妊娠中の方は控える。

 

風味はほぼ葛湯ですね。味もほとんどなくとろみ感があります。

クセも後味も残りませんので、飲みにくくはありませんがハーブティーとして捉えると★☆☆でしょうか。

 


ハーブ 80 (プランテーンリーフ)

プランテーンリーフ 和名 セイヨウオオバコ オニオオバコ オオバコ科オオバコ属 多年草 使用部位 種子、根、葉

最高の湿布用ハーブ「緑の絆創膏」とも呼ばれるそうです。感染した患部や軽度の火傷に外用で。


歴史的には傷の治療や蛇・犬の咬傷、蕁麻疹、湿疹、乾癬にも用いられた。

肌荒れ防止効果があるとされるアラントインを含みます。

種子には粘液が豊富で、鎮静作用、抗菌作用、抗炎症作用があります。
また緩下剤として便秘、過敏性腸症候群に。

肝機能障害や気管支炎や副鼻腔炎、去痰、喘息などの呼吸器疾患、胃・腸の炎症にも。膀胱炎や利尿、腎臓疾患に。

血液を浄化して、うっ滞を取り除く。

また禁煙のための自然な嫌悪感が生まれ、中毒による不眠やうつにも良いそうです。

 

風味の方ですが、草木系の香りとわずかに青臭さがあるような… でも飲みにくくはありません。

後味も残りませんので、飲みやすさは★★★です。


ハーブ 79 (アイリッシュモス)

アイリッシュモス  和名ヤハズツノマタ スギノリ科紅藻類の海藻です。

ガーデニングに使われるアイリッシュモスは常緑性の多年草で別の植物です。


またアイスランドゴケ(エンライタイ)は地衣植物で、慢性の胃疾患・気管支疾患に用いられますがこれも別の植物です。

カラギーンの別名で、粘液物質が豊富で栄養価も高く咳の緩和などに用いられます。(別名はアイルランドのカラギーンの町に由来しているとか)

 

たんぱく質、臭素、βカロチン、カルシウム、マグネシウム、鉄分、リン、カリウム、亜鉛、ビタミンB群、硫黄化合物(タウリン等)、ヨウ素も含まれています。


喉や胸部のうっ血のほか胃潰瘍や消化不良、下痢、慢性の肺疾患、腎臓・膀胱の疾患、衰弱にも。

ゼラチン状のお菓子に使ったり、ミルク、シナモンと一緒に煮立させた飲み物は媚薬としても用いられたとか。

ティーよりも、煮立たせたり料理に使うのがおすすめです。


抽出された成分のカラギーナンは、水溶性の食物繊維が豊富なゲル状です。粘性、保湿性、乳化安定性などがあり食品添加物(増粘剤)や清澄剤としても用いられます。

甲状腺の治療中の方、胃腸・肝臓疾患がある方は注意が必要です。また抗凝固剤を飲んでいる場合も控える。

 

風味ですが磯の香りはありません。あえていえば樹木系の香りでしょうか。味はほとんどありませんが、とろみがあります。クセもなく飲みやすさは★★★です。


ハーブ 78 (シーバックソーン)

シーバックソーン、シーベリー 和名 サジー 、スナジグミ グミ科ヒッポファエ属    落葉低木 使用部位 果実 

果実は食用にもなり、古くはジャムや果実酒として利用されていたとか。
またジュースが健康食品として利用されていますね。

ビタミン類(A,B群C,E,)が豊富です。特にビタミンCは免疫力を高めると共に抗酸化作用もあることから、急性の感染症(特に呼吸器系)や発熱の際におすすめです。

ビタミンCの高濃度点滴療法などもありますように、身体をビタミンCで飽和させることはその抗酸化作用によりさまざまな効果が期待できます。

このビタミンCは水溶性で過剰摂取分は体外に排出されるといわれていますので蓄えることもできない半面、危険性も少ないといわれています。

また果実には、ミネラル類、脂質(オメガ3、7)、フラボノイド類などフィトケミカルも豊富です。

 

風味ですが、わずかに酸味のある香りでしょうか。味の方もうっすらと酸味を感じます。後味が少し残りますので、飲みやすさは★★☆です。


ハーブ 77 (アロエべラ)

アロエベラ    ススキノキ科アロエ属 多年草    使用部位 葉(内部のゲル) 近縁種は生薬の蘆薈(ろかい)

生の葉は鎮静作のある皮膚軟化剤で、すり傷、ケガ、火傷に。


内部のゲルは約ph4.3でスキンケア、ヘアケアに。湿疹、カンジダにも。ゲルから作るアロエジュースは過剰な熱と炎症が関わる不調に用いられます。
内服、外用どちらでも皮膚症状に効果的。

また葉は解毒ハーブとして古くから知られ下剤として使われてきました。胆汁の分泌を促進する作用もあります。


中国では肝臓や大腸から熱を取り除いたり、消化の治療薬として。(近縁種の液汁を濃縮乾燥させたものです)

 

日本でもキダチアロエを「医者いらず」として健胃・整腸・血糖低下作用などの民間薬として用いられてきました。

妊娠中、授乳中の方は控える。強心配糖体との薬物相互作用にも注意。

 

風味ですが、香りはわずかに草木系でしょうか。味はほとんどありませんが、極わずかに苦味のような渋み?を感じます。

ですが飲みにくさはありませんので★★★です。


ハーブ 76 (マレイン)

マレイン  和名 ビロウドモウズイカ、ニワタバコ ゴマノハグサ科モウズイカ属 ニ年草   使用部位 地上部(主に花)

昔は「たいまつ」に用いられたとか。長い花茎に油などをつけて火をつけたそうです。


花は咳用シロップや浸出オイルに用いられ、痰を伴わない苦しい慢性的な咳全般を和らげる良質な去痰剤。喉頭炎、気管支炎、扁桃腺炎などの炎症を鎮める。


また花は花粉症の症状を緩和する。
浸出オイルは、ただれや腫れ物、しもやけ、痔などの傷や炎症をやわらげる効果も。
耳痛に数滴たらして用いるのもよい。

 

その滑らかさが、特に呼吸器系の粘膜を保護してくれます。抗結核作用、浄化作用、抗菌作用も。

 

妊娠中・授乳中の方、お子さんは控える。

 

葉には細かな柔毛が多く、チクチクした飲み口をさけるには濾してから摂るのがおすすめです。

 

風味ですが、わずかに干し草系です。味にクセはなく極わずかに香ばしいような感じもあるような…

後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。

 

 


ハーブ 75 (スリッパリーエルム)

スリッパリーエルム、スリッペリーエルム 和名  アカニレ ニレ科ニレ属  落葉高木    使用部位 内部の樹皮

鎮静作用のある粘液性ハーブ。内服・外用どちらにも。
胃炎や胸焼け、潰瘍のときに粘性の膜で覆い守ってくれます。
大腸炎をはじめ下痢・便秘など消化器系疾患にも。また、デトックスにも。

栄養価も高く一時は医療用の小麦粉として売られていたこともあったとか。

似たような粘液性のハーブにはマーシュマロウがあります。
こちらを代わりに用いるのもいいですね。

アレルギー体質の改善には「腸活」が欠かせません。
「出す」ことや「腸内環境」ももちろん大事なのですが、ストレスとなる食べ物から「腸を守る」ためにこのハーブが活躍します。


ケーシー療法では、朝食前に1つまみのバークパウダーをコップ1杯のぬるま湯などに溶かしたものを摂ります。



さて風味のほうですが、うっすらと木質系の香りです。味はクセもなく、後味も残りません。

飲みやすさは★★★です。


ハーブ 74 (マーシュマロウ)

マーシュマロウ  和名ウスベニタチアオイ、ビロードアオイ   アオイ科タチアオイ属 多年草 使用部位は葉、根、花

鎮静作用のある粘液質が豊富で、炎症を鎮め粘膜を保護して修復してくれます。
胃炎、潰瘍、乾性咳、喉の炎症、口内炎に。
粘液質は葉や花よりも根に多く含まれる。

 

腸の痛んだ粘膜を保護し、粘液質で便通も改善。
スリッペリーエルムと同じように使えます。

 

粘液物質のみを利用したい時は水抽出で。熱いお湯ではでんぷん質も溶出するそうです、うがい薬ならこちらが効果的。


かつては、咽頭炎や咳、声がれのときでも食べられる砂糖入りの半分お菓子で半分薬のようなものだったとか。

また外用で傷、火傷、腫れ物にも皮膚の痛みを和らげる。

 

風味の方ですが、ごくわずかに土臭いような気もしますがそれほど主張してはきません。

粘液感があり、味も柔らかくクセもありません。飲みやすさは★★★です。


ハーブ 73 (ペパーミント)

ペパーミント 和名 セイヨウハッカ、コショウハッカ シソ科ハッカ属 多年草 使用部位 葉、花

メントールが含まれることで知られていますね。
強い清涼感と香りから吐き気、腹痛を軽減、口臭除去にも効果的。
鼻水、乗り物酔いの緩和や、神経痛・筋肉痛にも。
集中力を高め脳を強壮。また不安感と緊張も鎮めます。

消化促進剤として広く用いられる。消化管の痙攣を和らげ、緊張を緩和する。
また胆汁の分泌を増進しますので上腹部の機能性・けいれん性障害に有効。

頭痛、発熱、風邪、気管支炎などにも。
熱い浸出剤はうっ血をを除去し、気道の通りをよくし喘息時の狭窄を軽減します。

特にオイルは血管運動性頭痛や過敏性大腸症候群にも効果が高いそうですね。

粘膜刺激作用があり長期使用は避ける。
4歳以下へのハーブの使用、10歳以下へのオイルの使用は避ける。妊娠中は避ける。

 

さて風味の方は、さすがに香りがよくスーッとしていますね。味もスッキリしていて口の中が爽やかになります。飲みやすさは★★★です。


ハーブ 72 (クローブ)

クローブ 和名 チョウジ、百里香 生薬名 丁香、丁字 フトモモ科フトモモ属 常緑高木 使用部位 開花前のつぼみ

スパイス「ガラムマサラ」にも欠かせない材料です。
強い芳香がゴキブリなど虫除けとしても利用されます。(天然成分で安心ですね)

漢方では芳香健胃剤として、また腎の強壮剤として生殖器の治療や腰痛にも用いられたとか。
胃や脾に関連する「しゃっくり、吐き気、嘔吐」にも。

古代中国では皇帝に謁見の際に口に含んで口臭消しに用いたそうですが、消化を促し食後の口の中をすっきりさせる効果があります。

精油成分のオイゲノールに強い抗菌、去痰作用があり殺菌や抗寄生虫、肺の血液循環を促します。
風邪の時には温めてくれ、感染予防と悪寒を追い払ってくれます。


また抗酸化作用の他、弱い麻酔・鎮痛作用もあり、歯痛の鎮痛剤、虫刺されの応急薬としても。

風味ですが、見た目よりもあっさりです。香りはうっすらと甘いような感じ。

味の方はわずかに苦味があり、すーっとする後味が残ります。飲みやすさは★★★です。


ハーブ 71 (シナモン)

シナモン  和名  セイロンニッケイ クスノキ科ニッケイ属 常緑高木 使用部位 内樹皮 

お菓子に使われるシナモンです。独得の香りが特徴ですね。
近縁種シナニッケイからは、京都のお菓子八ツ橋にも使われるニッキ。(古くはニッケイ、トンキンニッケイを用いたそうです)
またトンキンニッケイから、生薬の桂皮・桂枝。


温熱作用に優れ一般用漢方製剤294処方のうち89処方に配合されます。
発汗、解熱、鎮痛、健胃、整腸などの作用も。

クマリンを含むため、大量摂取では肝障害の恐れも。

身体を温め、風邪の諸症状、血行不良、虚弱に効果があります。
温かいティーは発汗を促し、解熱作用と感染症予防に。

また弛緩作用もあり、不安やストレスを軽減し集中力、モチベーションの向上にも。心臓の動悸、息切れにも良い。

マグネシウムが豊富でホルモン調整に有用。PMSや子宮収れん、重い出血にも。強い月経痛や性欲促進にも。

精油成分には効ウィルス、効バクテリア、効真菌があり、カンジダ症にも有効。

妊娠中は大量に使用しない。

 

風味の方は、やはり特有の香りです。ですが味はあっさりで主張はあまりないですね。後味も残らず、飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ 70 (ホアハウンド)

ホアハウンド 別名 ホワイトホアハウンド 和名 ニガハッカ シソ科ニガハッカ属 多年草 使用部位 地上部(葉・花)

その名の通り、葉には強い苦味と、ハッカに似た芳香があります。
ローマ時代から薬草として使われていたとか。
近代では咳止めの薬用シロップやキャンディの材料として使われたそうです。

苦味が食欲と消化を刺激します。また効バクテリアと虫下し作用も。
熱いティーは発汗を促し、熱を下げカタル性うっ血を緩和してくれます。

鎮咳、去痰、抗炎症、通経、鎮静作用があります。咳止め、気管支炎、皮膚炎に。また月経不順やPMSにも。

月経促進、子宮刺激作用があり妊娠中のかたは避ける。

さて風味の方は、香りは草木系でしょうか。ハッカの感じはうっすらと。味は名前の通り苦いです。

少し残る感じもあり、飲みやすさは★☆☆です。苦味が苦手でなければ★★☆でしょうか。

 


ハーブ 69 (ヒソップ)

ヒソップ  和名 ヤナギハッカ シソ科ヤナギハッカ属 多年草 使用部位 葉、茎、花 

「聖なるハーブ」のギリシャ語に由来。
呼吸器や体内の粘膜を強化。炎症を鎮め、痰を切る。気管支炎、感染症、咳、発熱を伴う悪寒に。

消化薬として腸内のガスや疝痛に有効。

料理やリキュールの香りづけ、香辛料などにも利用されます。

 

オイルには穏やかな鎮静作用の他、空気の浄化、感染症の予防などにも。

 

神経強壮作用もあり不安感や抑うつなどのストレスのサポートとして。

 

外用ではうがい薬として扁桃炎、喉の痛みに。カタルや花粉症には吸入で。

高血圧、てんかん、妊娠中の方は避ける。

 

風味の方は爽やか系で、口に含むとミント感があります。

クセも後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ 68 (セロリシード)

セロリシード 和名 オランダミツバ 別名 清正人参 セリ科オランダミツバ属 一年草または二年草 使用部位 種子

香味が特徴で、スパイスとしても利用されますね。

古代ローマ・ギリシャ時代には男性の強精薬として、また整腸剤、強壮剤、香料として用いられたとか。

利尿効果が高く、むくみなど体液の停留ににおすすめ。
尿酸排出の特効薬で、関節炎特に痛風の症状緩和に。
また尿路結石にも。消化も促す。すぐれた浄化剤でリウマチにも。

妊娠中の方、腎炎の方は避ける。また皮膚の光線過敏症を悪化させるおそれがあります。

 

風味のほうは、香りが爽やかです。少し青臭いというかやはりセロリですね。味はさっぱりしていますが、わずかに苦味も。

後味も残りませんので、飲みやすさは★★★です。


ハーブ 67 (サッサフラス)

サッサフラス   別名  フィレパウダー(葉を粉末状にしたものみ)クスノキ科サッサフラス属 落葉高木 使用部位 樹皮、根皮

 

樹皮、根皮はかってルートビア(浄化目的の炭酸飲料)の風味付けに使われたとか。
柑橘様の芳香があり、根から抽出された精油分が香料として用いられます。


その主成分サフロールには毒性があることから、米国では食品への使用禁止となっています。

ですが、葉にはサフロールは含まれず粉状にしたフィレパウダーを伝統的な料理の風味付け、とろみ付けに使用されます。

ネイティブアメリカンが傷口の治療に用いたり、皮膚疾患、排尿障害にも用いられたとか。

全身を浄化し肝臓や膀胱の炎症を和らげる。
強力な収斂作用がり外用で虫刺されに。下痢や赤痢対策で内服。

ホルモンバランスの乱れ、肝臓の炎症、下痢、皮膚疾患、腎臓疾患、生殖器系の症状改善に。

 

 

さて風味ですが、さわやかな樹木系の香りです。味はさっぱりとしてクセもありません。後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ 66 (ワイルドストロベリー)

ワイルドストロベリー 和名 エゾヘビイチゴ  バラ科オランダイチゴ属  多年草 使用部位は葉

ヨーロッパでは幸運と幸せを呼ぶと言われ、アメリカでは奇跡を起こすと言われているそうです。
帰化したものが北海道に自生しており、ここからの和名のようですね。

ミネラルが豊富に含まれており、腎機能の向上・むくみ解消など腎臓のサポートして体内浄化を促す。また肝機能も高める。

抗炎成分のタンニンも含み、胃腸の炎症、消化器の不調、リウマチ性の痛風の緩和にも。
利尿作用とあわせ尿道炎、膀胱炎にも。

また、身体を冷やす働きもあり熱を伴う風邪にも。

 

さて風味ですが、うっすらと爽やかな草木系の香りです。味もあっさりとしてクセもなく後味も残りません。飲みやすさは★★★です。


ハーブ 65 (ベアベリー)

ベアベリー  別名 ウワウルシ、ウバウルシ  和名 クマコケモモ 生薬名ウワウルシ ツツジ科クマコケモモ属 常緑低木  使用部位 葉 果実 


漆(うるし)の仲間ではなくラテン語でクマのブドウを意味するそうで和名の由来にもなっているとか。

腎・膀胱の炎症に効果的な利尿剤、収斂剤そして泌尿器にきく抗菌剤。
泌尿器官を浄化し癒す。膀胱炎、尿道炎、腎結石、白帯下やおねしょにも。
膀胱炎、腎臓、尿道の感染症にクランベリー(ジュース)と合せるとさらに効果的。

アルブチンやエラグ酸などの成分を含むことから美白効果が期待できるハーブとしても注目されています。

 

風味ですが、香り味共にあっさりでくせはありません。ほんのりと草木系でしょうか。少しまるやか感もあり、後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ 64 (ジュニパー)

ジュニパー(ベリー)、ワコルダー 和名 セイヨウネズ ヒノキ科ビャクシン属 常緑高木 使用部位は果実


近縁種は生薬として、杜松実(としょうじつ)/杜松子(としょうし) 利尿・発汗、去風薬(きょふう)で尿道疾患や水腫(すいしゅ)などに用いられます。

精油としてアロマで利用されるイメージが強いでしょうか。
精油では「心を浄化する香り」とされネガティブな感情や神経疲労などのリフレッシュ作用も。


果実が熟すのに2、3年かかるそうですが高い利尿作用で古くから知られ、デトックス、むくみ、ダイエットにも。

ただし腎臓が弱い人には負担がかかるともあります。妊婦さんも控えたほうがいいですね。

殺菌、抗炎症作用もあり膀胱炎、尿道炎、関節炎などにも。
古代からその香りを宗教的儀式に使用されてきたそうです、現代ではお酒のジンの香りつけに使われることで有名です。

 

風味の方は、わずかに果実系の香りです。味はあっさり系でクセもなく、後味も残りません。飲みやすさは★★★です。


ハーブ 63 (コーンシルク)

コーンシルク  和名 トウモロコシ、トウキビ イネ科トウモロコシ属 一年草  使用部位 柱頭、雌しべの花柱   生薬名 南蛮毛。利尿、利胆薬として、腎臓疾患、水腫性脚気など浮腫性の疾病に用います。


花柱(ひげ)には、カリウムが豊富で腎臓に働きかけるたかい利尿作用があります。
高血圧の予防にもいいですね。
カフェインも含まず妊婦さんのむくみ対策にもおすすめできます。
泌尿器への抗菌、利尿作用 前立腺、膀胱の炎症にも。

コラーゲンの糖化はしわ・たるみなどの原因になるといわれ、この糖化を防ぐ働きに注目されている美肌茶、アンチエイジングティーでもあります。

イネ科植物にアレルギーがある方は避けてください。

 

風味の方は穀物系の少し香ばしい感じです。味はまったりとしてごくわずかに甘みも感じます。

後味も残りませんので、飲みやすさは★★★です。


ハーブ 62 (ソーパルメット)

ソーパルメット 和名 ノコギリヤシ ヤシ科 ノコギリパルメット属 使用部位 果実 生薬名 棕櫚子(シュロシ)

ネイティブアメリカンが強壮薬として使用。伝統的に膀胱炎、前立腺疾患に用いられてきた。


「男性のためのハーブ」でもありますが、女性にも生殖器系、泌尿器系にはたらきます。


男性のホルモンバランス調整、性機能減退、前立腺炎、良性の前立腺肥大の予防・治療に。また抜け毛など髪の悩みにも。


リラックス作用や利尿作用もあり、慢性的な緊張やストレスで体力や活力の低下に。

妊娠中・授乳中の方は避ける。

 

風味の方は、香りもほとんどなくあっさり系です。わずかに草木系の香りでしょうか。

味は少しまろやかな感じで、うっすらと甘みもあるような…

クセはなく後味も残りませんので、飲みやすさは★★★です。


ハーブ 61 (クリーバーズ)

クリーバーズ 和名ヤエムグラ アカネ科ヤエムグラ属 多年草  使用部位は地上部 

ダチョウのえさになる草ということでグースグラスの別名も。

穏やかで安全な利尿剤、腎臓など泌尿器系の炎症を和らげます。
リンパ系の浄化剤。リンパ節の肥大にも。また皮膚の問題やリウマチ、毒素の排出にも使われるデトックスハーブです。

生の葉は火傷、湿疹、乾癬、にきびなど炎症をやわらげる湿布剤として。

 

風味の方ですが、わずかに草木系でしょうか。ごくわずかにですが、焦げたような?味に似ているような… ですがそれほどクセが強くはありませんので、飲みやすさは★★☆でしょうか。


ハーブ 60 (バーベリー)

バーベリー 和名セイヨウメギ メギ科メギ属 落葉低木 使用部位 根、根皮

和名のメギは「目木」の意味で、葉や樹皮の煮汁を洗眼に用いたためとされています。


肝機能を促進させる効果があるとされ血管拡張作用もあることから、うっ血や黄疸、胆石の治療、アルコールによる肝臓疾患などにおすすめです。

バーベリーの実は古代エジプト時代に解熱に使用され、抗炎症作用や冷却作用もあるとされたとか。また赤い実は食用にもなるそうです。


浄化作用が強いハーブとされ、強い抗菌作用から真菌や寄生虫などにも有効、腸内細菌叢を正常に保つといわれています。


また抗酸化作用、抗ヒスタミン効果もあり花粉症や喘息などアレルギー疾患にも。

さて風味ですが、わずかに木質系の香りです。クセはありませんが、うっすらと苦味があります。少し後味が残る感じもありますが、飲みやすさは★★★です。


ハーブ 59 (バードック)

バードック 和名 ごぼう キク科ゴボウ属 使用部位(根、種子、葉)
生薬名 牛蒡(ギュウボウ)種子は抗菌作用、熱を伴う風邪や扁桃腺炎、膿瘍に。根は発汗、利尿、解毒、皮膚疾患に。

ビタミン、ミネラル、水溶性食物繊維、不溶性食物繊維も豊富。
ティーには不溶性食物繊維が抽出されフラクトオリゴ糖として分解、腸内細菌のいわゆる善玉菌のエサとなり活性化させる。

湿疹、乾癬、にきびなど皮膚疾患に内服、外用どちらでも。(ただし外用時はパッチテストを)
抗炎症、細菌感染予防作用、血液浄化、解毒作用。老廃物や尿酸も取り除くので通風やリウマチ、関節炎にも。

Dr.もすすめる「ごぼう茶」として知られていますが、これもキク科ですのでアレルギーをお持ちの方はご注意ですね。

 

風味のほうは、香ばしい感じとわずかに土臭いような感じですね。味はうっすらと甘みに近い感じでしょうか、後味も残らずルート系では飲みやすく★★★です。

 


ハーブ 58 (イエロードック)

イエロードック 別名カーリードック 和名ナガバギシギシ  タデ科ギシギシ属の多年草。 ヨーロッパ原産の帰化植物。使用部位 根。生薬名 牛耳大黄(ギュウジダイオウ)

肝臓含む消化器全体に良い。浄化作用があり鬱血とリンパ液のうっ滞を解消し、毒素を体外へ排出。
抗菌・抗炎症作用もあり慢性皮膚疾患、関節炎などにも。

腸の過剰な活動を抑え、腸壁の炎症を和らげる。アントラキノンを含み穏やかな下剤として。

キレートされた(吸収しやすい)鉄分も含み、肝臓の強壮効果とあわせ全身的な衰弱、精神的倦怠、病後回復、無気力やイライラなど。

シュウ酸を含むので腎結石の人は控える。妊娠中、授乳中の方も避ける。

 

風味の方は、少しスパイシー系?な香りでしょうか。色ほど味の主張はありませんが、ごくわずかに苦味といか渋みのような感じがあります。後味も少し残る感じが…飲みやすさは★★☆です。


ハーブ 57 (ターメリック)

ターメリック 和名 ウコン ショウガ科ウコン属の多年草 使用部位 根茎

南アジア原産というこもあり、一番知られている肝臓のための薬用植物ではないでしょうか。
国産のうこん茶や粉末が手に入りますので、品質の面でも安心して利用できるハーブですね。

免疫力の増強、抗菌作用、抗酸化作用のほか悪玉コレステロールも減らしてくれるといわれています。
胆汁の分泌を刺激し、デトックス効果も高め肝臓を保護してくれます。

日本ではウコンといえば肝臓ですが、海外ではアンチエイジングやガン、心筋梗塞、脳こうそくなどに関する研究が盛んです。そんな中、今年のはじめに主成分クルクミンの有効性に懐疑的とされる米国での研究結果が発表され驚いた方もいたのではないでしょうか。

ハーブや生薬は科学的な作用の解明が進むと、否定的な面が明らかになることがあります。もちろん効果が解明されている研究もあります。
ですのでやはり自己責任で体の反応に耳を傾けていくのがいいですね。

 

妊娠中、授乳中の方は控える。胆のう疾患の方や肝機能障害の方、自己免疫疾患の方も注意が必要です。

 

さて風味のほうですが、土臭さはほとんどありませんがやはりルート系ですね。生姜のようなスパイシー感もなく色のわりにあっさり系です。クセもなく飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ 56 (アーティチョーク)

アーティチョーク 和名チョウセンアザアミ キク科チョウセンアザアミ属 多年草 使用部位は花、葉、茎

葉に含まれるシナリンや苦味成分シナロピクリンが肝臓、胆のうを刺激し胆汁分泌を促進。コレステロール、血糖値も下げる。

胆のうからくる消化不良、むかつき、嘔吐にも。


水溶性の食物繊維も豊富で便秘の改善、予防にも。
近年は食用が少しずつ流通していますね。


キク科アレルギーの方は避ける。胆石など胆のう疾患の方も避ける。

 

風味ですが草木系のほのかな香りです。しかし味は苦いですね。この苦味が効きそうではあります…

飲みやすさは★★☆です。苦味が苦手な人には★☆☆でしょうか。


ハーブ 55 (ミルクシスル)

ミルクシスル 和名マリアアザミ、オオアザミ、オオヒレアザミ キク科オオアザミ属 多年草 使用部位は種子、葉

肝臓のケアといえば、このイメージが強いでしょうか。

シリマリンという成分が肝臓の細胞を再生してくれるといわれています。肝臓の衰弱に対処し、コレステロール値を減らし、胆のうの炎症を緩和する。


ヒスタミン分泌を抑制しアレルギーも緩和。
ビタミンEよりも強力な抗酸化剤、フリーラジカル対策としてもオススメです。。このあたりも肝臓をサポートしてデトックスに貢献してくれるハーブですね。

 

ただしキク科ですのでキク科アレルギーの方はご注意です。妊娠中、授乳中の方も避ける。


エストロゲン様作用もあり、葉は月経問題を緩和、母乳の出も良くする。消化不良にも。

 

さて風味ですが、種子ですので穀物系のようなナッツ系のような印象です。味はくせがなく脂肪分?のせいか独得のまろやかさですね。飲みやすさは★★★です。

※種子ですので、外皮を潰して抽出しやすくしてください。


ハーブ 54 (オレゴングレープ)

オレゴングレープ 和名ヒイラギメギ メギ科メギ属 常緑性低木 使用部位は根茎。

ネイティブアメリカンがデトックスハーブとして感染症、皮膚疾患に用いてきたとか。


殺菌作用のあるベルベリンを含み、カンジダやトリコモナスなどの菌を殺菌、抑制。抗ウィルス、全身の感染症に。


浄化作用で解毒の働きを高め皮膚をクレンジング。
湿疹、にきび、乾癬など皮膚疾患に外用で(パッチテストは必須です)。


肝臓・胆のうの強壮剤として。抗炎症、免疫刺激作用もあり肝炎や胆石にもよい。

甲状腺機能亢進症の方、妊娠中の方は避ける。

風味ですが、ごくわずかにルート系の土臭いような感じです。うっすらと苦味がありますが、それほど飲みにくくはないですね。後味も残りませんので飲みやすさは★★★でしょうか。


ハーブ 53 (ダンデリオン)

ダンデリオン、ダンデライオン 和名セイヨウタンポポ  キク科タンポポ属の多年草です。
使用部位 葉、根、花 近縁種は生薬として蒲公英(ほこうえい)

生薬では食欲増進、胆汁分泌促進、母乳分泌促進、便秘解消などに。

ビタミン、ミネラルも豊富。苦味質のフィトステロールには強肝・強壮、解毒、健胃作用がある。
根はカリウムを含み安全で効果的な利尿剤として。また胆汁の分泌を促し肝臓系を浄化する。


慢性的な皮膚疾患、アレルギー、関節炎にも。体内の浄化と解毒におすすめのデトックスハーブです。

 

たんぽぽコーヒーとしてもよく知られていますが、胆管障害や重篤な胆のう炎、腸障害のある場合は禁忌。キク科アレルギーの人も避ける。

 

風味のほうは、わずかにルート系の土臭さを感じるような香りでしょうか。でも味にはクセはありません、後味も残りませんね。ルート系でも飲みにくさはないですから★★★です。


ハーブ 52 (サフラワー)

サフラワー 和名 紅花(ベニバナ) 末摘花(スエツムハナ) キク科ベニバナ属の一年草または越年草。使用部位は花。

 

染料や着色料、食用油の原料として用いられてきました。

同じような効能の高価なサフラン(番紅花)の代用としても知られていますね。


生薬では紅花(こうか)といい、昔から血(けつ)を動かすとして血流を改善し血行を良くするとして瘀血、血の道症などの婦人科疾患や手足の冷えの改善にも用いられてきました。


また通経作用もあり月経痛や生理不順、更年期障害にも用いられます。

 

子宮収縮作用がありますので妊娠中のかたは避ける。キク科にアレルギーのある方も避ける。出血性の疾患や月経過多の場合にも控える。

 

さて風味ですが、香りはそれほどでもありません。が、色はしっかりでますね。味の方はくせがなく少しまったり感があるように感じます。後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ 51 (ハニーブッシュ)

ハニーブッシュ  マメ科 シクロピア属 多年生で背丈が1~3mほどになる灌木。南アフリカの主に東ケープ地域に自生・栽培される、ルイボスの親戚です。


高温発酵させたものが一般的ですが、発酵させないグリーン・ハニーブッシュもあります。このあたりも、ルイボスに似ていますね。

名前のようにはちみつのような甘い香りの花を咲かせるそうですが、加工されたハーブのその特徴的な甘い香りと風味、濃い赤褐色は揮発成分が加熱発酵することで得られるものです。


カフェインフリーで低タンニン、その上ポリフェノール(イソブラボン、フラボン、桂皮酸、クーメスタン、キサントン、マンギフェリンなど)が豊富なハーブティーです。
高い抗酸化作用もあり、アンチエイジングだけでなく抗菌、抗ウィルス、抗腫瘍、血糖降下、脂質低下、抗炎症、利胆、免疫調節など多様な生物活性が有るといわれています。
このポリフェノール類は高温発酵の影響で減少することから、未発酵のグリーンが注目されていますが国内ではまだ少数ですね。

フィトエストロゲン(植物性エストロゲン=女性ホルモン様物質)を含みますので、更年期症状の緩和など女性のお悩みにもおすすめなハーブです。
カフェインフリーですので妊婦さんにもオススメしたくなりますが、ホルモン様物質を含みますので避けたほうがいいですね。
またマメ科にアレルギーがある方も注意して下さい。

伝統的には去痰や慢性カタル及び肺結核に用いられてきたそうですよ。

 

さて風味の方は、うっすらと木質系の香りでしょうか。味はまろやかですがやはりロースト感があるような…でもハチミツ感はありません。くせもなく後味も残りませんので、飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ 50 (アンジェリカ)

アンジェリカ 和名 ヨーロッパトウキ、セイヨウトウキ ヨロイグサ セリ科シシウド属 多年草 使用部位は根、茎、葉、種子

 

「天使のハーブ」アンジェリカは、婦人科系ハーブのイメージですが、婦人科系としてはチャイニーズアンジェリカ(唐当帰)のほうが有名かもしれません。
漢方薬の当帰ですがそちらは近縁種です。日本に自生するものも近縁種ですが、江戸時代に中国から輸入され漢方薬用に栽培されるようになったものだそうです。


また健康食品や野菜として知られる「明日葉」も日本原産の近縁種で、根を当帰の代用にしたこともあったとか。

 

ハーブのアンジェリカはセロリのような香りが悪魔を退け、病気を治すと信じられ中世ヨーロッパでは「魔女の霊薬」とも呼ばれていたそうです。
茎は砂糖漬け、葉や種子は香り付け・風味付けとして料理などに利用。
種子は去痰に。気管支炎などにも。免疫力強化にも。また胃酸過多を軽減、胸焼け、胃炎など消化器系の異常に。

 

ホルモン分泌調整作用があり更年期、PMS、冷え性など女性のためのハーブとして知られていますが、妊娠中は控えてください。糖尿病のかたも避ける。

こだわりがなければ、こちらよりもチャイニーズアンジェリカのほうがおすすめですね。
生薬として入手しやすいですし、国内産もありますので。

 

さて風味の方は、やはりルート系といった感がありますが土臭さはありません。後味がわずかに残る気がしますが、それほど飲みにくさもありませんので★★☆でしょうか。


ハーブ ㊾ (フェンネル)

フェンネル 和名 ウイキョウ セリ科ウイキョウ属多年草 使用部位 果実。 生薬名 茴香(ウイキョウ)、小茴香(ショウウイキョウ)

生薬としては冷えや冷えからの症状改善に。温める働きもあります。

消化酵素の分泌を促す。また胃腸の酸を中和する、尿酸も取り除く。お腹のガス排除にも。
肺のうっ血緩和、去痰、リラックス作用もある。疝痛、悪寒、消化不良。
種子は疲れ目、目の緊張に浸剤として。

 

月経痛の緩和、月経周期を整え無月経、PMS、子宮内膜症、更年期にも。母乳の分泌促進にもおすすめです。

エストロゲン作用がるので、婦人科疾患の治療中のかたは注意。妊娠中の方も避ける。

 

風味ですが香りがいいですね、やはりスパイス・ハーブです。味もすっきりしていて、口の中もさっぱりします。飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㊽ (シェパーズパース)

シェパーズパース 和名 ナズナ シャミセングサ ペンペングサ アブラナ科 ナズナ属 の多年草。 使用部位 葉、茎。

 

春の七草としてお馴染みの植物ですね。

平たい三角形の果実が三味線のバチに似ている事からペンペングサとかシャミセングサと呼ばれるそうです。

英名のShepherd's purseは「羊飼いの財布」の意味で、これも果実の形からきているそうですよ。

 

民間薬としては肝臓病・解熱・血便・血尿・下痢・高血圧・止血・生理不順・腹痛・吐血・便秘・利尿・目の充血や痛みなどに用いられます。

 

強い止血作用があるとされる「フマル酸」を含みますので婦人科系としては特に月経過多など血の調整に。

第1次大戦中の薬不足時には止血のハーブとして用いられたとか。

 

子宮収縮作用があるため、妊娠中は避けます。

またシュウ酸を含むため腎臓結石や腎臓に関わる疾患の経験がある方などは、注意が必要です。

 

さて風味の方ですが、今回のものは軽く焙煎してあるものですので香りは枯れた草木系です。ですがほうじ茶のような焙煎感はありません。味はクセも後味もなくさっぱりとしていますので飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㊼ (フェヌグリーク)

フェヌグリーク  和名 コロハ マメ科フェヌグリーク属の一年草。 使用部位 種子 。

生薬では胡廬巴(ころは)。全草は牧草としても用いられるとか。カレーに用いるスパイスとして知られていますね。

  生薬としては、温める作用も強く風邪や冷えにも。腎臓を温め、寒を散らし、腎臓の衰弱に関連する腹部や鼠径部の痛みも緩和。

  ハーブとしては抗炎症、浄化作用、胃腸や咽喉の粘膜も保護。子宮の機能を高め、鎮静作用もあり生理痛も鎮める。ホットフラッシュ、寝汗、不眠等の更年期障害の軽減に。母乳の出もよくしてくれます。

 ジオスゲニンという成分が、ホルモンバランスを整えてくれるといわれています。

 

 また悪玉コレステロールとトリグリセリドも減らすといわれていますので、気になっている方にもおすすめです。

こちらの目的で摂る場合には、そのままをまるごと摂るのがおすすめです。

 小さな豆ですので、軽く乾煎りすると水分が抜けて食べやすなります。ただし、火を通しすぎると苦味が強くなりますので注意してください。

 

妊娠中の方は、避けて下さい。

 

 さて風味の方ですが、スパイス感はなくうっすらと穀物系な香りです。味はごくわずかに苦味があるように感じますが、後味は残りません。飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ ㊻ (ブラックコホシュ)

ブラックコホシュ  シミフーガ 和名 アメリカショウマ キンポウゲ科ルイヨウショウマ属の多年草。 使用部位 根、根茎。

近縁種は生薬 升麻(ショウマ) 発汗作用、解毒作用、解熱、抗炎症薬として、身熱、頭痛、咽喉痛、感冒、麻疹、脱肛などに用いられます。


女性ホルモンのエストロゲンに似た作用があり、ホルモン生成を調整して正常化させるといわれています。

更年期症状の緩和、月経が遅れいる場合など周期の調整。期間中・PMSで伴いやすいストレスや精神的緊張の緩和にも。また骨粗しょう症の予防にも。


鎮痙作用、鎮痛作用もあり、神経や筋肉の痛みをやわらげる。(アネモニンが中枢神経系を抑制するといわれています)

妊娠中、授乳中は避ける

 

風味の方は、わずかに木質系の香りでしょうか。うっすらと苦味もあります。後味がごく僅かに残るような感がありますので飲みやすさは★★☆でしょうか。


ハーブ ㊺ (セージ)

セージ 和名 薬用サルビア シソ科アキギリ属の多年草 使用部位 葉。
近縁種は生薬名  丹参  (チャイニーズセージ・根を使います)心臓や血の重要な治療薬。心臓疾患や大脳の循環に。血の循環を活気づけ、血の停滞を散らし精神も鎮めるといわれています。


salvia はラテン語の「安全」と「健康であるための」を意味するsalvereに由来するそうです。
殺菌作用、収れん作用、抗炎症にはたらき、咽頭炎、喉頭炎、扁桃炎にうがい薬として。また歯肉炎にはマウスウォッシュとして。中世では歯磨き粉の成分にも使われたとか。消化促進作用も。


月経痛、月経不順、月経過小にも。エストロゲン類似作用があり、特に更年期の女性のほてり(ホットフラッシュ)に。身体を温めて活力をつける。病中・病後の体力の回復にもよい。

妊娠中、授乳中、てんかんがある場合は避ける。

 

さて風味のほうは、セージ特有のさわやかな香りですね。味もさっぱりしていて、うっすらと苦味があります。でも後味は残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㊹ (ヤロー)

ヤロー、ヤロウ  和名 セイヨウノコギリソウ キク科ノコギリソウ属の多年草 使用部位 葉、花 。

日本に自生するノコギリソウは 生薬名 蓍草。活血、止血、解毒。打撲傷、リウマチ、腹部の腫塊に用いられた。


熱々のティーは発汗を促し解熱と毒素の排出を助ける。風邪、感染症、花粉症にも。利尿剤としても。
伝統的な傷薬、内服又は外用で止血にも。シリカ(二酸化ケイ素)が豊富で、組織の修復を早めるそうです。
抗菌、抗ウィルス、抗炎症作用も。また消化不良などにも。


女性ホルモン様作用をもつステロールを含み月経周期を整えPMS、出血過多や子宮の鬱血も軽減。また更年期の問題や生理痛、腹痛にも。

子宮を刺激するので妊娠中は避ける。キク科にアレルギーのある方も避けて下さい。

 

 風味の方ですが、香りはうっすらとお花系です。味の方はごくうっすらと甘みを感じます。クセもなく後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㊸ (レディスマントル)

レディスマントル  和名 セイヨウハゴロモグサ  バラ科・ハゴロモグサ属の多年草です。使用部位 地上部(葉、茎、花)。

国内に自生する近縁種は絶滅危惧種になっているようですが、生薬としてはほぼ用いられなかったようです。

 

 タンニンが豊富で優れた収斂剤、下痢、喉の痛み、皮膚のただれや皮膚炎などの炎症に。また傷薬として。

 

「聖母マリアのマント」「女性の最良の友」とも呼ばれ、女性のハーブで知られていますね。

この葉にたまる雫を飲むと流産を防ぐとしてもてはやされた時代もあったとか。

婦人科疾患では、月経を整えるとして重い不規則な場合に特におすすめです。

子宮を刺激するので、妊娠中の使用は避ける。

 

風味ですが、香りはあっさり草木系です。味もほとんどなく、後味も残りません。飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㊷ (ワイルドヤム)

ワイルドヤム 和名ヤマノイモ ヤマノイモ科 ヤマノイモ属の蔓性多年草。 使用部位 根、根茎 。ハーブとしては北アメリカ原産のものです。近縁種が生薬の山薬で脾胃のエネルギーを活気づけ・肺や腎臓を強化、また精を助け生殖器官を強めるといわれています。

ステロイド系サポニンが豊富で経口避妊薬の最初の原料だったそうですね。

ジオスゲニンといわれる成分が性ホルモン類似体で、性ホルモン不足を補ってくれるだけでなくアンチエイジングやアルツハイマーにも効果があるといわれています。

また不安感を落ち着かせ、抑うつを軽減し筋肉・神経をリラックス、鎮静化。PMSや更年期の気分の変動にもおすすめです。疝痛、出産時の収縮痛、生理痛も軽減。、喘息、リウマチの緩和にも。


妊娠中は避けてください。

 

さて風味ですが、土臭ささはないですね。味はほとんどありませんが、ちょっとまったりした感じです。後味になんとなく渋みのようなものが残る気もします。ですが飲みにくさはありませんので★★★です。


ハーブ ㊶ (レッドクローバー)

レッドクローバー  和名 アカツメグサ ムラサキツメクサ  マメ科シャジクソウ属 多年草 使用部位 花、葉。


  解毒のハーブでもあります。抗炎症、鎮静作用も。咳、風邪、気管支炎など慢性的な肺疾患に。ミネラル豊富で血液浄化作用、抗腫瘍、皮膚疾患にも。
  1930年代は胸部、卵巣、リンパ腺などのがん治療にも用いられたそうです。

  エストロゲンと似た作用を持つ「イソフラボン」が豊富といわれています。

 このイソフラボンは不足しているエストロゲンを補うだけではなく、過剰な時にはその分泌量を抑える働きも併せ持っているといわれています。

 PMSや生理不順、ホルモンバランス調整の必要な方、更年期の症状緩和などにおすすめです。

  血友病や血の薄い人は注意。妊娠中の方も避けてください。

 

 さて風味のほうですが、あっさりとした草木系ですね。味もほとんどなく、うっすらと香ばしいような?干し草のような香りです。

 クセもなく後味も残りませんので飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㊵ (ラズベリーリーフ)

ラズベリーリーフ  和名ヨーロッパキイチゴ バラ科キイチゴ属  多年草。 使用部位は葉、根、果実
生薬では近縁種が、覆盆子(ふくぼんし) として利用されています。肝、腎の強壮薬、泌尿器疾患にも。

安産のハーブ(子宮収縮を高め出産を助ける)として知られていますね。出産の準備と産後の回復を早めてくれますが、出産の準備としては予定日が近くなってからです。妊娠初期・中期は控えてください。また産後は母乳の出を促してくれます。

収れん作用と子宮や子宮の周りの骨盤や筋肉にも働きかけますので月経の過小・過多、生理痛、PMS、更年期のトラブルにもおすすめです。

また鉄分不足や喉の痛み、目の炎症、下痢、などにも。

 

さて風味ですが、草木系のクセのない香りです。味もあっさりしていて後味も残りません。飲みやすさは★★★ですね。

 

 

 


ハーブ ㊴ (マグワート)

マグワート 和名 オウシュウヨモギ キク科ヨモギ属  多年草  使用部位は地上部(主に葉)

 

生薬では艾葉(がいよう:近縁種)です。主に月経過多症や月経痛など月経異常、出血症状の際に用いられますが「胎児を鎮める」作用があると言われ、流産の恐れがある場合や不妊症にも処方されてきたそうですね。
「お灸」や「ヨモギ蒸し」といったケアにも用いられますし、食材としても身近な存在です。

 

一方、ハーブとしては古来より神聖な用いられ方をしてきたようですね。
苦味の消化促進、肝臓の強壮作用もありますが、神経鎮静作用もあります。婦人科系としては生理不順や生理痛、分娩促進など子宮刺激剤として。
ビールの風味付けに用いられたことから取っ手付きのコップ=マグが由来になったそうです。

 

おすすめはヨモギとして知られているほうですね。生薬でなくても、国産で健康茶としても手に入りますので。

花粉は花粉症や喘息アレルギーの原因の1つとされていますので、キク科にアレルギーのある人は注意して下さい。
妊娠中・授乳中のかたも控えて下さい。また【ツジョン(ツヨシ)】を含んでいるのでてんかんの既往歴のある方は控えてください。

 

風味のほうですが、干し草のような草木系でしょうか。

味はあっさりでクセもありません。後味も残らずさっぱりしていて、飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㊳ (マザーワート)

前回から婦人科系のハーブを紹介していますが、今回はマザーワートです。  和名 ヨウシュメハジキ シソ科メハジキ属 使用部位は地上部(葉、茎)

 

生薬の益母草(やくもそう)は近縁種です。その果実は生薬・茺蔚子(じゅういし)として月経を整えたり目の充血や視力の改善に。

「ライオンの心臓」とも呼ばれる心臓の強壮剤、穏やかな鎮静剤。出産時の不安を鎮めるのに用いられたことに由来するとか。狭心症や血栓症予防にも。

心臓のサポートをしてくれるハーブは多くないので、ホーソンとともに大切に使いたいハーブのひとつですね。


ですが、それよりも女性におすすめのハーブとして知られていますね。

PMS、月経不順、量の少ない子宮痙攣、むくみ、更年期に見られるほてりや気分の変動に。

また血流停滞、瘀血、気の循環、心臓の気の圧迫の緩和などにも。
(妊娠中、授乳中の方は避けてください)

 

風味の方ですが、ちょっと土臭いような草木系でしょうか。味は苦味まではいきませんが、わずかに後味が残る気もします。クセという感じではないので飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ ㊲ (チェストツリー)

チェストツリー(ベリー) 別名ヴァイテックス、モンクスペッパー 和名セイヨウニンジンボク イタリアニンジンボク テイソウボク。 クマツヅラ科ハマゴウ属の落葉低木 使用部位 果実

男女を問わずホルモン生成を調整し正常化(脳下垂体を刺激)。女性の場合、女性ホルモンの一種である「プロゲステロン」という黄体ホルモンの分泌を促し生殖器系を正常化するといわれています。
更年期障害、PMSを和らげあらゆる種類の月経不調を改善したい方におすすめ。
更年期のうつ状態や不安感も緩和。一部の不妊症もサポート、母乳の出も良くする。
子宮筋腫・子宮内膜症などエストロゲン過剰による疾患にも、プロゲステロンが増えることで相対的なバランスをとることから期待でるようです。


脳下垂体は朝が最も活発と考えられており、朝食前に摂るのがおすすめです。朝の一杯にいかがでしょうか。

妊娠中や授乳中、ホルモン療法を受けている方は避けてください。

 

さて風味の方は、爽やか系な香りです。胡椒の代用品として使われたというのもわかる気もしますね。

味はうっすらと苦味を感じますが、クセはそれほどありません。後味も残りませんが、飲みやすさは★★☆でしょうか。(薄めに淹れたら★★★)


ハーブ ㊱ (ホーソン)

ホーソン(ベリー) 和名セイヨウサンザシ バラ科サンザシ属の落葉低木。 

使用部位 果実、花、葉。 近縁種のサンザシ、オオミサンザシは生薬の山査子(さんざし)として健胃、消化、整腸、駆瘀血薬。

心臓の鼓動、血圧、血流を整える心臓強壮剤で「心臓のハーブ」として知られていますが、うつ、不安感、感情表現の苦手な方、感情の抑圧傾向のある方にもおすすめです。

東洋医学では「神」すなわち精神の宿るところが心(臓)ですので、精神のバランスとも密接に関わる臓腑が心なのです。

意思・精神が強く何事にも動じない様を「心臓に毛が生えている」といいますよね、また不安でココロが落ち着かない…というときは胸(心臓)の辺りが何か変じゃないですか?

ということでホーソンは心血管系のハーブとして一般的ですが、ナーバイン系としても重要なのですね。


またオリゴメリックプロアントシアニジン(OPC)を含み、抗酸化作用のほか花粉症などアレルギーの背景となるヒスタミンの放出を抑える作用も期待できます。

 

さて風味の方は、色の割には風味はあっさりです。香りも個性はないぐらいの木質系でしょうか。味はごくわずかに苦味を感じるかも…という位で後味も残りません。飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㉟  (ギンコウ) 補足

前回の続きというか補足です。

 

「ギンコウ」は脳のアンチエイジング・ハーブとしてとても期待値が高いですよね。

ですが当店では「ギンコウ」をハーブティーでおすすめすることはほとんどありません。

おすすめするケースはもちろんあるのですが、その場合にはチンキ剤かエキス剤(サプリメント)にしてもらいます。

 

理由はティーですと有効成分を摂りにくいのに加え、ギンコール酸も心配だからです。

 

だいぶ古い調査ですが、平成14年に国民生活センターから「イチョウ葉食品の安全性」という調査結果が公表されています。

アレルギー物質であるギンコール酸が取り除かれていない健康食品による苦情があったことを受けてのものですが、イチョウ葉の粉砕物(粉末)やお茶もサンプリング調査をしています。

 

お茶の結果としては、葉そのものですのでギンコール酸が含まれているのは当然なのですが有効成分がほとんど検出されなかったのです。

急須で3分蒸らす方法で淹れていますが、お湯の温度については特記されていません。ですので淹れ方でも変わるかもしれませんが、お茶では期待するほど有効成分が得られない可能性が高いといえます。

 

更に漢方薬や生薬のように長時間の抽出(半分量まで煮詰める)でも有効成分は増えず逆にギンコール酸が増えるという結果だったのですね。

(あくまでも調査結果の1つではありますが・・・)

 

そのような理由で「ギンコウ」が必要な方には、お茶ではない形をおすすめしているのです。もちろんギンコール酸の処理をしてあるものでです。

一番のおすすめはチンキ剤ですね、ハーブティーなど飲み物にも加えられますから。

 

この調査結果は国民生活センターのHPで詳しい内容がご覧いただけます。「イチョウ葉」で検索してみてください。(またはこちらの 調査結果のPDFファイルのリンク から直接どうぞ)

 

ギンコウは魅力あるハーブの1つですが、使い方に注意が必要と言えます。効果を期待してブレンドすることもあるかもしれませんが、一考の余地があるのではないでしょうか。

 

ハーブ ㉟ (ギンコウ)

ギンコウ 和名イチョウ イチョウ科イチョウ属 の落葉高木。使用部位は葉です。

 

血管を拡張し血行改善することで、脳機能にも影響を与え記憶力も改善。(特に大脳辺縁系の循環を改善)記憶だけでなく学習・認知機能、活力も向上するといわれています。

 

認知症の予防としては脳血管性には血流改善作用で、アルツハイマー型にはその原因といわれているアミロイド-βの蓄積を妨げる作用が期待できるそうです。

またフラボノイドの一種ギンコライドは血小板活性化因子を抑制し、血液凝固を防ぐ優れた抗酸化作用があるといわれています。

この血小板活性化因子はアレルギー反応の一因でもあり、抗喘息薬として用いられてきた裏づけになるといわれているようですね。

ですが、イチョウの葉にはアレルギー物質でもあるギンコール酸を含むので注意が必要です。このあたりについては、次回に補足をします。

 

さて風味のほうですが、ほのかな草木系の香りと全くクセのない味ですね。まろやかな感じの口あたりで後味も気になりません。飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㉞ (レモンバーム)

レモンバーム 別名メリッサ、スイートバーム 和名 セイヨウヤマハッカ、コウスイハッカ。 シソ科コウスイハッカ属の多年草。 使用部位 地上部(葉、花)

 

「メリッサ」はギリシャ語でミツバチの意味。香りでひきつけることからきているそうですね。
「長寿のハーブ」としてのまれてきたように強壮作用、消化促進、抗ウィルス、抗菌作用の他 抑うつ、不安、鎮静、緊張による頭痛、慢性の気管支炎や熱にも。

 

ポリフェノールを含みアンチエイジングに。また放射線によるダメージを軽減するはたらきを持つという研究結果もあるそうですね。

シトロネラールやシトラールが香りの成分で、神経を落ち着かせ気分を高めます。神経性の心臓・胃の障害、入眠障害などにもおすすめ。

 

抗酸化、抗炎症作用のあるロズマリン酸も含み花粉症などアレルギーにもおすすめです。

風味のほうは、わずかに柑橘系な香りがありますがレモンと言うほどではないですね。味もくせがなく、後味も残りません。飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㉝ (セント・ジョーンズ・ワート)

今回はセント・ジョーンズ・ワートです。別名ヒペリカム 和名セイヨウオドギリソウ。 オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草 使用部位は地上部(葉・茎・花)

「心のハーブ」といえば、こちらを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
サンシャインハーブとも言われていますように、脳内のセロトニン濃度を高め抗うつ、抗不安に働くことで有名ですね。その他にも季節性感情障害や慢性疲労、更年期障害・月経前症候群で見られるイライラ等にも。

他のハーブにはほとんど含まれていないヒペリシンという特有の成分が、「幸せホルモン」セロトニンを分解する酵素の働きを抑え濃度を上げると考えられています。

セロトニンを高めるといえば、チョコレートに含まれるトリプトファンはセロトニンの原料になります。ですのでセロトニンのためにチョコはいいのですが、「砂糖の入っていないタイプで」ですね。

多くの薬物と相互作用をするので、服薬中の方は注意が必要です。妊娠中、授乳中の方も控えたほうが良いです。
過剰摂取は白内障を招く恐れや、大量に長期使用で光線過敏症の恐れなどもあるようですので十分注意が必要です。

さて風味の方は、わずかに香ばしいような感じもします。味はクセがなく草木系でしょうか。後味も残りませんので、飲みやすく★★★です。


ハーブ ㉜ (ポピー)

こちらはポピーフラワーです。別名 フィールドポピー、コーンポピー。和名はヒナゲシ、別名グビジンソウ。ケシ科ケシ属の一年草。使用部位は花弁。

カリフォルニアポピーのほうが、お馴染みかもしれませんね。

ですがそちらはケシ科ハナビシソウ属、和名はハナビシソウ。カリフォルニア州の州花にもなっているそうですが、近縁種ですね。

 

どちらもあのケシの仲間ですが中毒性はありません。穏やかな鎮静、鎮痛、安眠作用のほか咳を鎮める働きもあります。また神経性の消化不良などにも。

 

お菓子やあんパンなどに使うポピーシード(けしの実)もアルカロイドを含まず、同じく鎮静作用などがあるようですからそちらを上手に利用するのもいいかもしれませんね。

 

風味の方はといいますと…色素にも利用されるように色は出ますが、味はあまりないですね。香りはごくわずかにフラワー系でしょうか。わずかに酸味があるような…飲みやすさは★★★です。

 

 

 

 


ハーブ ㉛ (パッションフラワー)

前回まで季節柄、花粉症などアレルギー対策のハーブをご紹介しましたが再びナーバイン系に戻ります。

 

こちらはパッションフラワー 和名チャボトケイソウ トケイソウ科トケイソウ属の多年草。使用部位 花、葉。


古代から南米の先住民族の間で、民間薬に使われてきたつる植物。passionは「情熱」ではなく「受難」のほうです。16世紀頃、現地に派遣された宣教師が布教の際に用いたとか。

「自然の精神安定剤」といわれるほど強い鎮静作用があり、鎮痛・精神安定・抗痙攣・不眠の緩和・血圧の降下、ヒステリーやノイローゼの緩和・更年期障害などによいといわれています。

このエキス成分を利用した医薬品もあるようですね。

 

アルコール依存症の治療にも用いられてきたとか。また抗けいれん作用も強力でパーキンソンや高齢者の手の振るえにもよいとか。


習慣性とならない鎮静作用が特徴で作用が穏やかなため、子どもや高齢者も安心して使用することができます。

心配事により眠れない寝付けないといった神経性の不眠症にも、心を穏やかにリラックスさせてくれます。不安、パニック障害、てんかん、活動過多、落ち着きのない子供にも。

 

風味の方は、ほんのりとフローラルな香りがするような。味はあっさりとしていて後味も残りません。飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㉚ (カモミール)

カモミール カモマイル 和名カミツレ キク科カミツレ属。ジャーマン種は一年草、ローマン種は多年草。使用部位は花。

ギリシャ人が、カモミールを「カマイ・メロン」(地面のリンゴ)と呼んだことからカモミールの英語名、カモマイルになったそうですね。

心身をリラックスさせる効果があり、夜寝る前にカモミールティーを飲むと不眠症によい。この鎮静作用と抗抑うつ効果で伝統的にヒステリーと各種の神経症に用いられてきたように、ナーバイン系のハーブでもあります。

天然の抗ヒスタミン剤として花粉症や喘息、外用で湿疹にも良いといわれています。
α-ビサボロールという成分には、抗炎症作用と殺菌・抗菌作用、そして抗アレルギー作用に保湿効果も期待できますのでアトピーにもおすすめです。
またアズレンという成分にはきわめて優れた抗炎剤として知られていて、多くのスキンケアの薬剤と化粧品類に用いられています。

ですが、キク科の植物と交差アレルギー(交差反応)があるため、ヨモギやブタクサ、キクなどにアレルギーのある人はカモミールの使用を避けたほうがよいです。

アレルギー反応(接触性皮膚炎、重篤な過敏症、アナフィラキシーを含む)を起こすことがある。特に、眼に用いると刺激性がある。
傾眠作用や鎮静作用があるので、車や重機を運転する人は使用を避けたほうがよい。
ローマンカモミールは子宮を刺激する作用もあり妊娠中は使用しない。

など安全性の調査もたくさんされていますので、効果も高いのですが注意も必要ですね。

さて風味の方は、ほんのり花のかおり。ルート系と違って軽い味ですね。クセもなく後味も残りません。雑味がでると少し苦味がでますかね。飲みやすさは★★★です。


ハーブ ㉙ (ネトル)

ネトル スティンギング・ネトル 。西洋イラクサ (イラクサ:刺草・蕁麻) イラクサ科イラクサ属の多年草。 使用部位は葉です。


山菜のミヤマイラクサはムカゴイラクサ属、イラクサはイラクサ属。日本に自生しているのは別種ですね。


蕁麻疹(じんましん)の名の由来は、イラクサ(蕁麻:じんま)の葉に触れると痒みを伴う発疹が出現するためだそうです。イラクサのとげの基部にアセチルコリンとヒスタミンを含んだ液体が入った嚢があり、これが犯人です。

 

ネトルにはこの「ヒスタミン」がごく微量含まれているのですが、「ヒスタミンを抑える成分」ではないのです。

「ヒスタミン」はアレルギー反応や炎症の原因となる化合物ですから、これを摂取することで体が慣れてアレルギー反応を起こしにくくなるという訳です。

 

でも、アレルギー反応が始まったら更にヒスタミンが増えてまずいのでは… と思いませんか?体の中で分泌され、外からも摂ったらダブつきそうですよね。

ところがネトルには、ヒスタミン抑制に加えて抗炎症作用もあるフラボノイドの一種「ケルセチン」も含みますので、こちらの成分が抗アレルギーに働くのですね。またクロロフィルやシリカ(ケイ素)もふくみますので、浄血・抗酸化・デトックスなども期待できるので「アレルギー対策」といったらネトルティーなのですね。

さて風味のほうですが、見た目ほど強い青臭さはないですね。味もクセはなく後味も残らないのですが…飲みやすさは★★☆でしょうか

 


ハーブ ㉘ (エキナセア)

エキナセア 別名パープルコーンフラワー、和名ムラサキバレンギク。

キク科ムラサキバレンギク属の多年草。使用部位 根・葉・花。

 

北米原産で、古くから先住民族に傷の洗浄、歯やのどの痛み、風邪や伝染病の治療に用いられていたことから「インディアンのハーブ」とも。


マクロファージT細胞の活動を促す。免疫力強化ハーブ、予防にもケアにも。抗ウィルス、抗菌、抗アレルギー、抗炎症作用も。

感染症を抑える働きの白血球の産生を促し、さらにエキナセア成分中の多糖が抗ウイルス活性を示すことが報告されているそうです。

 

免疫に関わるT細胞に作用することから、エキナセアは花粉症などのアレルギーの改善にも役立つ免疫力強化ハーブです。


よく知られているハーブだけに、研究も多く安全性の情報は多いですね。多量に飲むと吐き気、めまいを引き起こすことも。また過剰摂取は咽喉の炎症を起こすとも。

キク科の植物にアレルギーがある人は注意が必要です。

 

風味の方は香りはほのかにフローラル感。味はクセがなく後味も残らないあっさり系ですね。飲みやすさは★★★です。


ハーブ  ㉗ (エルダー)

エルダー、別名パイプツリー 和名セイヨウニワトコ。こちらはエルダーでもベリーです、ハーブティーとしてはフラワーのほうが使われることが多いでしょうか。

 

レンプクソウ科(旧スイカズラ科)ニワトコ属の落葉高木 、使用部位は花、実。生や未熟な果実、種子、葉、樹皮には、人体に有害な成分サンブニグリンを含むそうですので一応注意も必要ですね。

日本では、ニワトコの木の枝や幹などを打撲や骨折、打ち身などの湿布薬として使用ていたため、「接骨木(せっこつぼく)」とも呼ばれているそうです。

 

「万能の薬箱」と呼ばれ、食用だけでなく民間薬として利用されてきたそうです。実には強い抗酸化作用を持つポリフェノール(イソケルセチンやルチン、アントシアニン)やビタミンA、ビタミンCを豊富に含んでいるため、老化や病気の予防、目の健康維持、美肌・美白また利尿・緩下剤として。アダプトゲン作用・抗ウィルス作用もあります。

 

熱々のフラワーティーは発汗・解熱にも。花粉症を起こすという意見もあるようですが、呼吸器系の粘膜を強化しアレルゲンへの抵抗を増すので花粉症やアレルギー性の鼻炎などにもいいですね。

 

さて風味の方は、少し酸味のあるような香りです。味は酸味はごくごくわずかでしょうか、後味ものこりません。飲みやすさは★★☆です。

 


ハーブ  ㉖  (ペリラ)

ペリラ(Perilla)、シソですね。シソ科シソ属の一年草。
生薬では「蘇葉」ソヨウまたは「紫蘇葉」シソヨウ。感冒(かぜ)、咳嗽(せき)、 喘息、心身症・神経症の諸症状などに用いられます。
赤ジソ系と青ジソ系に分けられますが、赤ジソ系のほうが効果があると言われていますね。青ジソはご存知、大葉です。

ビタミン類やミネラル類を豊富に含んで栄養価の高い、特にβ-カロテンの含有量は野菜の中でトップクラス。

しそ独特の香り成分であるペリルアルデヒドには胃液の分泌を促し、食欲を増進させる他強い抗菌作用があり、食中毒の予防に効果があるといわれています。

シソの葉にはロズマリン酸、葉と実にはルテオリン(フラボノイド・酵素)という成分を含み、アレルギー疾患に有用。ロズマリン酸はローズマリーなどシソ科に含まれるポリフェノールですね。

しその種子にはα-リノレン酸も含まれており、シソ油もおすすめです。このシソ油、実はエゴマ油と同じといってもいいのです。
エゴマもシソ科の同種ですので、シソ油でもありますがエゴマからとれればエゴマ油と呼ばるれそうですね。

風味の方は、香りも爽やかで味もさっぱりとしています。シソ科のハーブはくせがなく安心ですね。後味もなく飲みやすいので ★★★です。


ハーブ  ㉕ (パセリ)

和名はオランダゼリ(和蘭芹)。イタリアンパセリは別種。中国パセリ(コリアンダー)は別属。
セリ科オランダゼリ属 二年草。 使用部位は地上部(葉、茎)。古代ローマの時代から料理に使われてきたとか。


独特の香りの精油成分アピオール、ミリスチシンには鎮静作用もありますが、毒性もありパセリ油を直接摂るのは危険といわれています。
ですので種子をティーとするのも控えましょう。アピオール自体は月経不順の治療にも用いられてきたそうですが、妊婦さんがアピオオールを含むパセリやセロリを常識的な範囲の量摂ることは問題ないとされているようです。

フラボノイド系ポリフェノール類やβ-カロテンなどのカロテノイド類、ビタミンC、ビタミンEなど抗酸化作用を持つ成分が豊富です。活性酸素対策として期待できますね。
含まれるポリフェノールの一種ルテオリンには抗炎症、抗アレルギー作用もあり、アレルギーを抑制する働きがあると言われています。

また利尿作用が高く、泌尿器系や腎結石にも良い。肝臓の解毒も高めるのでデトックスにも期待できますね。

ただし腎臓疾患、妊娠中の方は控えてください。

風味の方ですが、香りは強くないのですが口に含むと青くさいようなフレッシュ感?がありますね。後味も残らずさっぱり系です。飲みやすさは
★★★ですね。


ハーブ  ㉔ (ホーステール)

こちらがスギナ(杉菜)、ホーステール(Horsetail)です。生薬名は問荊(もんけい)。トクサ科トクサ属の多年草。使用部位は地上部(葉、茎)です。

春の山菜「つくし」もスギナの一部で、胞子茎だそうです。花粉ではなく胞子を飛ばすのですね。

 

ビタミンやミネラルが豊富で、カルシウムはほうれん草の155倍、リン・カリウムは5倍、マグネシウムは3倍だとか。ケイ素(シリカ)も含むので、アンチエイジングも期待できますね。

ですが、チアミン(ビタミンB1)を破壊するチアミナーゼや微量のニコチンも含みますので注意も必要です。

また心臓・腎臓疾患の方も控えましょう。

 

漢方薬、民間薬として利尿、解熱、せき止め、去痰、止血、手足の荒れ、皮膚炎に効果があるとされ、腎臓の強壮にも用いられます。西洋では古くから熱を下げたり、ガンを予防すると言われていたとか。

入浴剤として、ウルシかぶれやかゆみなどを和らげる効果も強く、アトピー性皮膚炎にも効果があるといわれています。

ただしアトピーに用いる場合、パッチテストは必須ですね。抗アレルギー作用もあるそうですが、花粉症には「つくし」のほうがおすすです。

 

さて風味の方は、くせがなくあっさり草木系でしょうか。焙煎してあるのを感じさせません。後味はごくわずかに青くささが残る気もしますが、気になるほどではありません。飲みやすさは★★★です。

 

 


ハーブ  ㉓ (ゴールデンロッド)

今回はセイタカアワダチソウです。別名セイタカアキノキリンソウ。英名はソリダゴ(Solidago)、ゴールデンロッド(Golden Rod)。キク科アキノキリンソウ属の多年草。使用部位は地上部(蕾、葉、茎)
ソリダゴには近縁種が多いそうで、自生するアワダチソウ(アキノキリンソウ)、ミヤマキリンソウをはじめ、オオアキノキリンソウ、オオアワダチソウ、など帰化したものも含めいくつかあるそうです。

ヨーロッパのソリダゴはヨウシュアキノキリンソウ、北米のものはカナディアンゴールデンロッドでこちらが帰化したセイタカアワダチソウ。
生薬名は一枝黄花(いっしこうか)。中国ではミヤマキリンソウで日本ではアキノキリンソウを用いる。

葉に炎症を緩和するフラボノイドが含まれており、ヨーロッパでは潰して虫刺されの治療や怪我の止血や洗浄液として用いられたとか。
また皮膚病やインフルエンザ、咳、腎臓結石の薬や泌尿器関係に対する抗炎症作用も認められいるそうです。
デトックス作用が強く、薬など化学物質の排出にもいいとか。デトックスでも腎臓のほうに働きかけるわけですね。


ブタクサに似ているので、花粉症の犯人と間違われたこともあるそうですがで誤解だそうです。

逆にアレルギー反応を抑制してくれるそうです。ただし、キク科ですのでブタクサにアレルギーがあれば控えてください。


蕾に含まれる酵素がよいそうで、開花直前のものがベストだそうです。
外用(入浴剤)でアトピーにもよいそうですが、パッチテストなどは必須ですね。

 

さて風味の方は、香りは草木系です。味はやや苦いですね、わずかに口に残るような感じでしょうか。ほどよく焙煎してあるものですので、飲みやすくなっていますね ★★★です。


ハーブ  ㉒ (ホワイトバーチ)

花粉症で少しふれたので、今回は白樺(シラカバ)です。シダレカンバとも言うそうですが、正式名称はシラカンバだそうです。

英名はWhite Birch(Silver Birch)  カバノキ科カバノキ属の落葉高木。
フィンランドでサウナの後に身体を叩くのが、このバーチの若枝だそうですね。
使用部位は樹皮、葉、枝。甘味料キシリトールやエイズ薬の原料にもなったり、シラカバに寄生するカバノアナタケ(きのこ)にもさまざまな効果があるといわれています。白樺の樹は地上部全て利用でき、様々な薬効を持つとことから「森の看護婦」と称されるとか。


浄血、利尿、殺菌、強壮、抗炎症作用があり、痛風、リウマチ、関節炎を始め泌尿器の感染症にもよく腎・膀胱炎や結石の予防にもよい。
外用では皮膚疾患や外傷治療にも用いる。

抗酸化や抗ヒスタミン効果もあるケルセチンも含みますので、アレルギー疾患にもおすすめです。ただし白樺は花粉症の原因物質にもなりますので、シラカバによるアレルギーがある方は避けてください。

さて風味の方は、爽やかな木質系でしょうか。味はあまりありませんが、ごく僅かに苦味でしょうか。ローストしてありますが、香ばしい感じはほとんどないですね。すっきりした後味もよく、飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ ㉑ (フィーバーフュー)

今回はフィーバーフューです。和名はナツシロギク、キク科ヨモギキク属の多年草です。使用部位は地上部(葉、茎、花)、片頭痛によいハーブとして有名ですね。

主成分のパルテノライドが片頭痛の一因であるセロトニン、プロスタグランジンなどの物質を抑制することが明らかになっています。

 

このセロトニンですが、「幸せホルモン」とも呼ばれていますように、不足するとうつ病や不眠症などさまざまな症状を引き起こす場合もあります。でもそれなら抑制されたらあまり良くないんじゃ…と思いませんか?

 

ところが血管性片頭痛の場合は、セロトニンが過剰に放出されることで起きているので、これを抑制するのがポイントです。血管が収縮しすぎることを防ぐのですね。

 

またプロスタグランジンは炎症や痛みに関わる物質で、アレルギーの場合にも放出が高まりますがこれも抑制してくれる優れもののハーブなのです。

 

ちなみにこのプロスタグランジンは必須脂肪酸のアラキドン酸から作られます。これは動物性のタンパク質や脂質に多く含まれますので炎症や痛み、アレルギーをお持ちの場合にはこれらは控えたほうが良いことになります。今の時期つらい花粉症の方もそうですね。

 

でももし花粉症であれば、このハーブの利用は慎重に。優れもののハーブなのですがこちらキク科ですので、ブタクサやヨモギにもアレルギーがあれば避けてください。ブタクサやヨモギはキク科ですからね。ご注意ください。

 

さて風味のほうですが、まず香りに癒されますね。味はちょっと苦味がありますが、クセはないですね。後味がわずかに残る感じもあるような… 飲みやすさは★★☆でしょうか。

 


ハーブ ⑳ (ゴツコーラ)

今回はゴツコーラです。別名センテラ。和名はツボクサ。生薬ではセキセツソウ(積雪草)として、解毒、止血、利尿薬に用いられてきました。 セリ科ツボクサ属の多年草で使用部位は地上部(主に葉・茎)。

 

アーユルヴェーダではブラーミ(ブラフミ)と呼ばれ若返りのハーブと言われていますが、これには2つあるそうで、バコパ・モニエリとこのゴツコーラのことのようです。どちらも脳や神経系に働きかけるそうですが、バコパはゴマノハグサ科で和名はオトメアゼナ、別の植物です。

 

   ゴツコーラは中枢神経系(脳)を活性化してくれ、効不安・効ストレス・記憶力、集中力の低下などにも穏やかに働きかけてくれます。

  また火傷、静脈瘤、手術の傷跡、ニキビ跡など組織の再生を助けるとして古くから用いられてきたそうで、スキンケアやエイジングケアにもとても良いそうです。(CMでよく見かけるあの美容液やクリームにもエキスが使われているそうですよ)

 

 さて風味の方ですが、香りは草木系でしょうか。味にクセはなく後味も残りません。飲みやすさは★★★です。

 

(妊娠中の方は控えてください)

 


ハーブ ⑲ (ホップ)

こちらはホップです。ビールの苦味や香り付けにも使われていますね。

和名はセイヨウカラハナソウ、 アサ科カラハナソウ属つる性多年草です。使用部位は毬花(松ぼっくりみたいなところです)。生薬名は啤酒花(ひしゅか)この抽出物にはアルツハイマー病の発症予防効果があるそうですよ。

 

ハーブとしては鎮静作用があり精神を鎮め気の循環をスムーズにし、リラックスさせてくれます。ストレスでイライラして気が高ぶりやすい方、神経が過敏な方におすすめです。不眠症のハーブでもあります。

ただし抑うつ傾向の方、妊娠中の方も控えてください。

またエストロゲン様物質を含みますので女性のPMS、更年期の緊張からくる諸症状にもおすすめです。

 

特徴の苦味は消化を促しますし、肝機能にもよいですから精神的ストレス、不安からの食欲不振・消化不良にもおすすめです。

更に花粉症の症状が緩和したという研究もあるそうですので、今の季節にぴったりで試してみたくなりますね。

 

さて風味の方ですが、香りがいいですね。でもビール系ではありません。味はやはり苦いです。ローストしたような苦味とは違う感じですね。体が苦味を求めている時にはよさそうです。飲みやすさは★★☆です。

 


ハーブ ⑱ (バレリアン)

 今回はバレリアンです。和名はセイヨウカノコソウ、オミナエシ科カノコソウ属 多年草です。使用部位は根、根茎。

 

 バレリアンといえば「香り」と「心のハーブ」という印象が強いですね。近年の研究では根のエキスに不安抑制作用があり、抗抑うつやストレス減少作用があるとの結果がでているそうです。

 

 また鎮静作用もあり精神性の睡眠障害や心因性の心臓障害にもおすすめです。この睡眠障害にはホップとの併用で睡眠促進作用が強化されたとの研究もあるそうですので、ブレンドで試してみるのもいいですね。

 

 さて風味ですが、やはり香りというよりも臭いといった感じで主張が強いですね。味は悪くありませんし後味も残らないのですが、香ばしいような香りの個性が強く飲みやすさは★☆☆ですかね。

 


ハーブ ⑰ (スカルキャップ)

 こちらはスカルキャップです。シソ科タツナミソウ属 の多年草です。和名はタツナミソウ、コガネバナ。生薬の(黄芩:おうごん)はバイカルスカルキャップのほうで近縁種の根を乾燥させたものです。黄芩はアレルギー症状にも良いそうですので、これからの花粉症の季節には良いかもしれませんね。

 

 スカルキャップの使用部位は全草(地上部)です。” 狂犬病のハーブ ”の別名がありますが、その昔は狂犬病の薬として用いられたそうですね。

 

 ストレス、緊張、不安、痙攣をやわらげてくれ鬱も晴らしてくれるそうです。神経系を支えエネルギーを高めてくれるのですね。

 このあたりはエンドルフィン(脳内モルヒネ様物質:脳内麻薬)の分泌を高めてくれる成分を含むからでしょうか。(エンドルフィンは鎮痛・鎮静また多幸感などに作用します)

 

 さて風味の方ですが、シソ科ですのでクセがなく飲みやすいです。香りは干し草系でしょうか、色のわりにはあっさりとした味で後味も残りません。わずかにシソ科の清涼感があるような・・・

飲みやすさは★★★です。

 


ハーブ ⑯ (バーベイン)

 本日はバーベインです。別名バーベナ。和名はクマツヅラ、生薬名バベンソウ(馬鞭草)。クマツヅラ科クマツヅラ属の多年草です。使用部位は地上部(全草)。

 生薬の馬鞭草としては、腫物、打撲傷、打ち身などの外用にもちいるそうです。

 

 一方、ハーブとしては神経に対して優れた強壮作用や神経を鎮めて緊張をやわらげる作用があります。不安をやわらげ、憂うつを晴らしストレス性の頭痛、偏頭痛にも良いといわれています。

 

 また、苦味質が肝臓の不調に関連した症状にも良いとか。

 バーベインと聞くと、バッチフラワーのほうを思い浮かべる方もいるかもしれませんね。こちらは強い信念、気持ちの高ぶり、熱中などがキーワードですから同じように使えそうですよね。

 

 さて風味のほうは、香りは香ばしいような木質系でしょうか。うっすらと苦味がありますが飲みにくくはありません。後味も悪くないので飲みやすさは★★★です。

 (妊娠中の方は避けてください。)

 


ハーブ ⑮ (キャットニップ)

 こちらはキャットニップです。別名キャットミント。シソ科イヌハッカ属の多年草です。和名は「イヌハッカ」、「チクマハッカ」ともいいます。 使用部位は地上部です。

 

 落ち着かせリラックスさせてくれるので、神経の興奮を鎮め眠りを誘ってくれるそうです。また弛緩効果は消化器系だけでなく緊張性の頭痛や月経痛、月経前の緊張・ストレスなどにも良いそうですよ。

 

 呼吸器の感染症にもよく用いられるそうですので、これからの季節には良さそうですね。ただし、妊娠中の方や幼児は避けてください。

 

 さて風味のほうは、香りも味もクセはありません。後味も残りません、わずかにミント系の香りで飲みやすいので★★★です。シソ科のハーブは飲みやすいものが多いですね。

 


ハーブ ⑭ (オート)

 今回からはナーバイン(神経)系です。いわゆる「心」に効くハーブ」もこの系統ですね。

 こちらはオート(オーツ麦・エンバク) イネ科カラスムギ属 の一年草で使用部位は先端部分、種子、茎などです。
 果実や茎はまだ熟していないものを用いるそうです。(黄色は使わず、まだ緑色の残るもの)
神経強壮、イライラ、不安、活力不足などの他、薬物依存症の治療にも使われるとか。カフェイン断ちにもいいかもしれませんね。


 先端や茎にはミネラルが豊富でシリカ、マンガンを豊富に含むそうです。
 シリカと聞くとシュスラー塩のNo.11(Silica)を思い出す方もいるかもしれませんね。このSilicaは結合組織のレメディとも言われています。肌、髪、爪などの生育にも関連しシリカがこれらに硬さと抵抗力を与え、不足すると老化が早まるとも。ですのでアンチエイジングのレメディともいわれています。(ハリを与え、しわ対策になるのですね)

 

 さて風味ですが味、香り共にわずかに穀物系の感じです。クセも後味も残らず飲みやすさは★★★です。

 

※グルテンアレルギーや過敏な方はご注意を。

 


ハーブ ⑬ (枸杞 : クコ)

 これはクコです。別名ゴジベリー、ウルフベリーともいわれるナス科の落葉低木の果実です。果実酒や食用としても用いられていますね。

 

枸杞子として生薬にもなっていますが、ドライフルーツとしても一般的に販売しています。ドライフルーツですと、食用油が使われていたりするものもありますが、クコはそのままで使いやすいですね。

 

 今回はハーブティーとしてローズヒップのように淹れてみましたが、おすすめはそのまま食べるか果実酒ですね。やはり有効成分を余すところなく摂るという意味ではまるごと食べるのが一番でしょうか。ただし、妊娠中、授乳中のかたは避けましょう。

 

 血圧や血糖の低下作用、抗脂肪肝作用などのほか、萎えている精神を強壮にする作用もあるとされているそうです。

 

 さて風味のほうですが、ほんのりと果実系のような香りです。味はほとんどないですが、ごく僅かに甘味を感じます。飲みやすさは★★★でしょうか。


 アダプトゲン・強壮系のハーブを紹介してきましたが、今回が最後になります。次からは別の系統になりますよ。

 

 この系統は生薬として用いられてきたものが多かったですね。生薬と聞くとハーブよりもハードルが上がるように感じるかもしれませんが、ティーとして用いる分にはそれほど変わらないと思います。ハーブとしても生薬としても利用されているものがありますから。

 

 ただし、いわゆるメディカル・ハーブ(薬理作用の高いハーブ)を扱うのと同様(もしくはそれ以上)の慎重さは必要です。

 用法・用量には十分に気をつけて、長期連用とならないよう休む期間を設けながらというのも大切です。そして何より自分の『内なる声』に耳を傾けて無理はしないように試してみてください。 


ハーブ ⑫ (紅景天 : コウケイテン)

 今回のものは生薬名、紅景天です。別名チベット人参とも呼ばれる、ベンケイソウ科の多年生植物です。海抜4,000メートル以上のヒマラヤ高地で岩肌に這うように自生するとか。これを「チベット人参」と呼ぶそうで、使用部位は根および根茎です。

 

 ハーブのロディオラ・ロゼアの近縁種です。ハーブも販売している時があるようですので運がいいと入手できますが、生薬としてならば普通に購入できるものです。

 

 アダプトゲンハーブとしてだけでなく、気分を向上させたり鬱の軽減・記憶力や集中力を高めたりする効果もあるといわれているそうです。

 

 さて風味の方は、香りは木質系で僅かに酸味のあるような香りでしょうか… 味はクセがなくごく僅かに苦味のような後味が残るような気がします。飲みやすさは★★☆です。


ハーブ ⑪ (天門冬 : テンモンドウ)

 これは、ユリ科のクサスギカズラの根を湯通してから乾燥させたもので生薬名は天門冬です。見た目がちょっと変わっていて遠目にはザラメのようでもありますね、そのまま乾燥させるドライハーブにはない質感です。

 

 クサスギカズラ…馴染みはありませんが、食用のアスパラガスの親戚です。日本全土に自生(じせい)する半つる性の多年草で、アーユルヴェーダでよく用いられているシャタバリの近縁種になります。

 

シャタバリならご存知の方も多いのではないでしょうか?ハーブとしてはなかなか手に入りにくいと思いますので、こちらを利用するのも良いのではないでしょうか。

 

 シャタバリは女性の為のハーブとしてよく利用されていますが、生薬(天門冬)のほうでも滋養強壮などで用いられてきたものです。

 

 さて風味の方ですが、香りは僅かに草木系でしょうか。クセのある味ではありませんが、何となく苦みというか渋みのようなものを感じますね…後味もやや残る気もしますが、それほど個性的ではないかと。飲みやすさは★★☆でしょうか。


ハーブ ⑩ (当帰 : トウキ)

 こちらは生薬名:当帰(トウキ)、唐当帰(カラトウキ)。チャイニーズアンジェリカです。中国ではドンクアイ(Dong Quai)といいセリ科シシウド属の多年草です。根を用います。

 

 古くから女性のためのハーブとして利用されてきましたが、免疫力も高めたり血行も良くしてくれるので男性にもおすすめです。

 

 アンジェリカというとヨーロッパトウキのほうがハーブでは一般的でしょうか。こちらも女性のハーブでもありますが、消化不良などにも用いられチャイニーズアンジェリカとはちょっと使われ方が違う面もありますね。

 

 風味はといいますと、香りにクセはそれほどありませんが、わずかに土くさいような感じと甘いような感じが。味はまろやかな口当たりで後味も悪くありませんね。飲みやすさは★★☆でしょうか。